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儚き想い、されど永遠の想い
41部分:第四話 はじまりその五
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「あの方とは」
「いえ」
 言ってしまってからだ。真理は気付いたのだ。
 気付いてだ。それですぐにだった。
 打ち消してからだ。そうしての言葉だった。
「何でもありません」
「そうですか」
「はい、何でもありません」
 また言うのだった。

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