第12話。変人の計画
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
が目的なのねっ。」
「・・・・」
・・・・滑ったらしい。
「とにかく!我慢しなさい。教会は魔術師より厄介なのよ。」
「むむむ・・しゃーないの。我慢するしかないか。みんなにも迷惑かかりそうやし。」
結局俺はイリヤに丸み込まれ、ほっとする舞弥姉ちゃん。仕方ないわ、可能性は低いと思うが、
『遭遇戦』なら大丈夫やろ。『派手』にやるなって言われたから慎重にな。
全く諦めていない晋吾であった・・・・
入学式も近づいてきた頃、春の木漏れ日が気持ちよくなってきたある日。
「ゴホッ・・ゴホゴホ」
「なんや親父。風邪か?」
「ゴホッ・・なんか咳が出てきてね。」
「腹出して寝てたんとちゃうか?」
「むっ!そんなことないよ。」
「いえ。この間縁側でお腹を出して寝てました。」
「ぐぅ・・」
相変わらず舞弥姉ちゃんにはぐぅの音も出ないらしい。口で言ってるが。
「ちゃんと薬飲んで寝るんやで?」
「は〜い」
どっちが親なんだかしばらく考えてしまう舞弥であった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ