第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
28.一難去ってまた
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンプが展開し、それらが体の各部に吸い込まれた。変身が完了したその姿は黄金色に輝き重厚感溢れ、胸にはコーカサスオオカブトのような紋章がかたどられていた。
「おいおい、まったく何なんだぜ。これじゃあこの魔理沙さんの出番がなくなっちまうんだぜ」
「ヤベーイな。和真のやつ、とんだ隠し玉を持っていたもんだ」
魔理沙に丞一は冷や汗を流しながら苦笑を浮かべながら、霊夢は何も言わなかったが全員が同じことを悟った。
これには勝てないっ!と。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「っ!『反魂蝶-八分咲-』!」
幻想郷屈指の実力者の幽々子も嫌な予感が頭をよぎった。幽々子が放てる大技を放つ。赤と青の大小様々な弾幕がレーザーが和真を襲う。
そんな弾幕を和真は紙一重でかわし続けた。そうしながら自らの必殺の間合いまで詰めていた時だ。
「え?」
幽々子は驚愕の表情が浮かんだ。幽々子は見たのだ。絶対あり得ない、摩訶不思議なその現象を。
しかし、和真はそんな少しの隙も見逃さなかった。
『?10,J,Q,G,A』
アーマーと同じ金色の剣『重醒剣キングラウザー』へ五枚のカードが自動スキャンされる。
大上段に構えると、目の前に幽々子へ向かって光の五枚のカードが出現する。
『ロイヤルストレートフラッシュ』
振り下ろされた剣から赤く光り輝くエネルギーの斬撃が繰り出された。
「しまっ!」
その力の奔流に飲み込まれ、和真は変身が解除されると膝をついた。
「はあ、はあ...っくそ、目の前に桜の木が見えるぜ。チクショウ!」
そういうと和真はいきなり苦しみだしもがき始めた。
その和真と相対するように魔性の桜は妖しく舞い散る。
『■■■■■■■■■ッ!!』
悲鳴、慟哭、咆哮とも取れる雄たけびが和真、そして桜の木から放たれる。
「ったく。何なんだ。次から次へ、と!」
丞一はニャル子をけしかけラッシュを繰り出す。明らかにヤバい。そう直感した丞一のフルパワーのラッシュ受けたにも構わず、まったくの無傷、何食わぬ顔で立っていた。
その間も和真の体に変化が起きていた。まるでカミキリムシのような化物へと変わっていった。
「――――――やっぱり間に合わなかったみたいね」
丞一の後ろにスキマが現れ、幽々子を抱えた紫が現れた。
「「紫!」」
「はぁ〜い。霊夢、魔理沙。久しぶりね♪」
あまりにも間抜けしたセリフだがそれでも、緊張を途切らせなかった紫に事の重大さが窺える。
「あれは何だよ、紫さん」
「手短に説明するわ。彼はなってしまったのよ。ジョーカーアンデットに」
「アンデット。不死者?」
「存在するだけで、世界を破壊してしまうものよ」
「めちゃくちゃだな。おい」
「なら早く倒さなきゃだぜ!」
「あれだけならよかったのだけれどね。あ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ