北の墓標
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「グレイ!!」
「オウ!!」
息のあったコンビネーションで次から次に敵を蹴散らしていく氷の造形魔導士たち。彼らに続くように、他のものもアルバレス軍を撃破していく。
「水流斬破!!」
水を操り二人の青年と共に戦っていたジュビア。その背後から、アルバレスの兵士が飛び掛かってくる。
「ジュビア!!後ろだ!!」
「!!」
、
目の前の敵に気を取られていたジュビアは背後からの攻撃に気が付かなかった。やられる・・・そう思ったその時、アルバレスの兵士を撃ち抜く見覚えのある魔法。
「ふぅ・・・久しぶりね」
呆気に取られていたジュビアたちにそう声をかけたのは、黒いマントに身を包んでいる桃色の髪の女性。
「メルディ!!」
天狼島での一件でメルディと仲良くなったジュビアはその女性の登場に嬉しそうに笑顔を見せた。
「お前・・・なんでここに・・・」
「魔女の罪参戦」
ジュビアと出会った時からは想像できないほど柔らかな笑みを浮かべられるようになったメルディ。それにジュビアはまた感動していたのだが・・・
「か・・・かわいい・・・」
一人戦場にあるまじき感情を抱いているものもいた。
「雷竜方天戟!!」
こちらでは一人で敵を次々に凪ぎ払っている大男。アルバレス軍はそんな彼に魔導砲を向ける。
「これでも喰らいやがれ!!」
ドンッと重厚感のある音から放たれた攻撃をラクサスは避けることができない。相手は魔導砲を船から大量に下ろしてきたらしく、それを地面に膝をついた青年に向ける。
「砲撃!!」
「しまっ・・・」
一斉射撃で雷の男を殺しにかかる。彼は最初のダメージが大きすぎたこともあり動くことができない。
「波動波!!」
砲撃が当たろうかとしたその時、青年の前に降り立った一つの希望。彼は手のひらを向けると、一瞬で全ての砲撃を跳ね返した。
「「「「「どわああああ!!」」」」」
結果的にカウンターの形になったことでアルバレス軍は大慌て。ラクサスは現れた青年を見て、思わず笑みを浮かべる。
「ったく、余計なことしやがって」
「よく言うぜ。無様に座ってたくせに」
メルディと同じマントを着こんだ赤い髪をした男、カミューニ・フィゾー。かつて聖十の称号を得たこの男も、アルバレスに立ち向かう。
「ハッ!!」
「ヤァッ!!」
エルザとカグラが最前線で仲間たちが進むための道を作っていく。二人の剣捌きの前にアルバレス軍は次々と凪ぎ払われていた。
「このまま街まで一気に行くぞ!!」
仲間たちを鼓舞するエルザ。そ
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