暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1980話
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タ。
 乾麺のパスタとレトルトのソースを買ってくれば、うどんを茹でる時のようにパスタを茹でて、レトルトのソースを掛ければそれでいい。
 これにちょっと何かを追加するのであれば、そこそスライスされているレトルトのマッシュルームを追加するなり、釜玉うどんの時のように何らかの野菜をパスタを茹でるお湯に追加したり……といった真似をすればいい。
 もう少し手間を加えるのであれば、フライパンで豚肉や野菜を炒めて、そこにレトルトのソースを入れて味付けしながらソースを温め、茹で上がったパスタをそこに投入するといった真似をする。
 ちなみにこの時のコツとしては、フライパンで具材と共にソースを炒めた事により、多少なりとも煮詰まっているので、茹でたパスタの水切り――お湯切り?――をしないでそのまま投入する事だ。
 こうして一手間加えた事により、一段上の満足度が得られる。
 まぁ、これは料理というよりはレトルト食品のアレンジとかちょい足しとか、そんな一手間なので、これで料理が美味いとはいえないんだろうが。
 少なくても、俺はこの程度の事が出来たからといって、マリューや千鶴のような面々には料理が出来ると胸を張ってはとても言えないし、四葉に対しては言うまでもないだろう。

「ふーん……ま、いいけど。じゃあ、今日はアクセルの料理を楽しませて貰おうかしら」
「いや、結局俺が作る事になってるんだが?」
「いいじゃない。そ、その……こ、恋人の手料理を食べたいと思うのは、男だけじゃないんだから」

 まだ俺を恋人と呼ぶのが照れくさいのか、ゆかりは頬を赤く染めながら、何とかそれだけを告げる。
 そう言われれば、こちらも作らないという訳にはいかなくなる。

「分かったよ。何か適当に作る。そろそろ昼だし、丁度いいだろ」
「そう。……ふふっ」

 嬉しそうな笑みを浮かべるゆかりに背中を押されるかの如く、取りあえず俺は冷蔵庫に何が残っているのかを見に行くのだった。





「ん、美味しい」
「そう言ってくれるのは嬉しいんだけど、結局のところ味付けはレトルトベースだからな」

 ミートソースのパスタ……に、イベリコ豚とキャベツを炒めてソースで煮込んだ料理に、満足そうに言うゆかり。
 普通ならこういうガッツリ系の料理はカロリーの問題で女はあまり好まないんだが……ゆかりの場合は、部活やらタルタロスやらで思い切り身体を動かしている。
 寧ろ中途半端にカロリーの低い料理だけを食べていれば、必要以上に痩せてしまう事になりかねない。
 女はダイエットに困っている奴が多いという話を時々聞くし、タルタロスダイエット講座なんてものを作ったら、何気にヒットするんじゃないだろうが。
 ふとそんな事を思うが、そもそもタルタロスに挑むには、影時間に対する適性とペルソナ
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