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ジオン公国転生記
第52話 決戦編
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かも吹き飛ばされ転がった所に、ビームが飛んで来て右足を撃ち抜かれた。

 オーディン「どうした小僧。もう終わりか。もっと楽しませろよ」

 ビームの嵐が『マサムネ』を襲いメインカメラも左足もほとんどの部分が破壊された。
 機体モニターが赤ランプでいっぱいだった。

 オーディン「つまらんな。暇潰しにお前の兄弟や仲間を先に無に帰しに行くか」

 ユーリ「はいはい。何度言えば分かるかな。御託はいい。もう死ぬか『オーディン』」

 オーディン「まだそんな口が利けるのか小僧。だがどうやってわしを殺す気だ」

 ユーリ「俺は意外と神話にも詳しくてな。北欧神話ラグナロクでお前死んだよな」

 俺は『オーディン』が動揺し出したのを感じた。
 
 ユーリ「ロキの息子!」

 と言った瞬間、北欧神話の主神『オーディン』が動揺で姿を現した。
 その手には必殺の武器である『グングニル』を俺に投げつけようとしていた。
 俺はペンダントを握り締めており叫んだ。

 ユーリ「フェンリルよ! 食らえ」

 その声に空間から巨大な狼フェンリルの頭部が現れ、『オーディン』を1口で食らって消えっていった。

 ユーリ「馬鹿が下手に偉ぶるからだ。てめえが相手だと分かった時に調べたんだよ」

 その時、久しぶりに懐かしい?声を聞いた。

 大魔王「ユーリ、良くやったお前の勝ちだ」
 ユーリ「大魔王様。違いますよ、ジオンの勝ちです」
 大魔王「うむ。ジオンの勝ちだ」
 ユーリ「大魔王様、それでこの後は?」
 大魔王「好きにするがいい。『自由』それが褒美だ」
 ユーリ「ありがとうございます」
 大魔王「これで本当に2度と会う事は無いだろう。まあ元気でな」
 ユーリ「大魔王様もお元気で」


 ジオンの勝利が確定し、敵は消え去った。

 ユーリ「『マサムネ』『ブラッディ』『ストライクフリーダム』『サザビー』ありがとう」


 ジオンは勝利に沸いた。
 『ホワイトスター』を出し全員が帰ってから祝賀会が催された。
 ギレン、サスロ、キシリア、ドズル、ガルマ、ハマーン全員が喜んだ。
 全員が。


 そうユーリはいなかった。
 誰もユーリを覚えていなかった。
 その痕跡も何も残されていなかった。

 ゲッターチーム9人はゲッターの世界へと旅立った。
 ハーロックもまた自由に宇宙を回りたいと何処かへ行ってしまった。


 『神の転生者』との戦いから20年が過ぎた。

 ギレン達は地球圏統一国家ジオンを作ると、銀河系を占領しだした『ジオン帝国』を作る為に
 ギレン達は『ホワイトスター』を拠点に銀河系の7割を征服した。

 そして宇宙戦艦ヤマトの様にガトランティス帝国が大マゼランから侵攻
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