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ジオン公国転生記
第52話 決戦編
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るよ」

 1人のユーリが語り掛けて来た。

 ギレン「・・・・・・・! ジオン軍、ユーリだけに楽しませるな。全軍突撃!」
 キシリア「末弟に全部もっていかすな殲滅せよ」
 ハマーン「始末に負えんな。1人いたら無数のユーリがいると思えか」
 サスロ「早く行け。遅れるな! ユーリだけがジオンじゃないだろう」

 ギレン達はさっきまでと違い笑っていた、心から。


 地上でも同じであった。
 無数のユーリが現れ、敵をドンドン倒すのだ楽し気に。
 ドズル達も笑いながら戦っていた、本当に楽しそうに。



 そしてこの世界のユーリも笑っていた。

 ユーリ「間に合ってくれたか、ありがとな世界の俺達。さて最後の戦いを始めますか」

 『マサムネ』は大きな空間に出た。

 ユーリ「さあ、出て来い。『オーディーン』!」

 オーディン「『神』に対して頭が高いな。小僧」

 ユーリ「卑怯な奴に下げる頭は持っていない」

 オーディン「フン。たかが人間の分際で」

 ユーリ「ぐだぐだ言って無いで掛かって来いよ」

 オーディン「そんな玩具とと遊ぶ趣味など無いわ。やれ!」

 その声に出て来たのはサイコガンダムMK−Uが100機であった。

 ユーリ「ウザイ! カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」

 空間から小型バリオン創出ヘイロウが現れ、『マサムネ』の背後に接続しネオ・ズダに変わった。

 ユーリ「ワームホール・縮退砲連続発射!」

 俺はサイコガンダムMK−Uの前にワームホールを開くと、そこから縮退砲を連射して10分で蹴りを付けた。

 ユーリ「面倒だから隠しているのも全部出せ。てめえも出て来い」

 オーディン「最後に出るから『神』は偉いのだ」

 ユーリ「あーはいはい。御託はいい、そのまま潰すぞ」

 俺は『マサムネ』にフルパワーで縮退砲を撃てと命じた。
 遮光ガラス越しでも目が眩みそうになる閃光が放たれ、ジャブローの広い範囲が開けた。

 ユーリ「さあ、てめえが最後だぞ。そのまま消し飛ぶか『オーディン』」

 オーディン「やかましい小僧だな! さっきから目の前にいるのが分からんのか」

 突然、『マサムネ』に衝撃が走り、壁まで吹っ飛んだ。
 そこにビームが放たれ、バリアを抜けて『マサムネ』の左腕が吹き飛んだ。
 
 ユーリ「チッ。馬鹿でも『神』か。姿は見えない、ビームはバリアを抜けて来る」

 再度ビームが放たれた、今度は連続で。
 俺は壁沿いに躱しながら、ビームの発射地点に光子力バルカンを叩き込んだが、命中したか分からなかった。
 しばらく様子を見ようとしていたら『マサムネ』の横から衝撃が来て又吹き飛ばされた。
 し
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