暁 〜小説投稿サイト〜
笑顔の戦士と絶望に抗う戦士
8話
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
みゆきの部屋

「「「「「プリキュア、全員集合おめでとう」」」」」
「おめでとうクル〜!」
みゆきの部屋には、悟飯とプリキュアに選ばれた5人、妖精のキャンディーが、プリキュアが揃った記念と今後の話し合いの為に集まっていた。

「思っていたよりも早く五人揃って良かったよ」
これまでの事を思い出し、悟飯は感慨深く呟いた。
いや、まぁ…何故か都合よく、アカンベー達が攻めて来るたびに新しいプリキュアが目覚めていくから、思っていたより早く五人揃ったのである。


プリキュアになる為には、誰かを守りたい、助けたいなどの強い想いの力が必要だ。
しかし、人々全員がプリキュアに成る程の強い想いを抱ける筈もない。
ましてや戦う相手はアカンベー達の様な怪物で、自分よりも強く巨大なのだ。普通は怖い。それが当たり前だ。

「(それを乗り越えて、誰かの為に前に進める人達がプリキュアになれるのかもな)」
そう心の中で呟きながら、悟飯は集まった五人を見渡した。

星空みゆき、日野あかね、黄瀬やよい、緑川なお、青木れいか

この5人がプリキュアに選ばれた者達だ。
みゆきが「この子とプリキュアしたい!」と言った子達が次々とプリキュアになっていく為、「みゆきにはプリキュアレーダーが付いているのか?」と、悟飯は思ったくらいである。

「(プリキュアも五人揃ったし、これからの戦いが本番か…本音を言えば、みゆき達には戦ってほしく無いけど…)」

プリキュアに選ばれ、強大な力を得たとはいえ、これまで平和に過ごして来た14歳の女の子だ。
殴られるのは痛いし、殴るのも痛い、みゆき達みたいな一般人に戦って、傷ついてほしくない。肉体的にも精神的にも。だが、アカンベーを浄化する力を持っているのは彼女達だけだ。
なら、自分は彼女達が傷つかない様に出来る限りフォローしようと悟飯は考えるのだった。

「しかし、悟飯には驚かされたよ」

「本当だよね!一回攻撃する度にアカンベーが数十メートルは飛ばされてたもんね!」

「うん?」
どうやら、考えを巡らせている間にキャンディーの説明が終わり、話の話題が自分の方に向いていたらしい。

「体育の授業の時におかしいとは思っていましたが、私達のように変身をせずにあれだけの力があることに驚きです」

「えへへ〜悟飯君は凄いでしょ〜」

「何でみゆきが自慢げにしとんねん」

自慢げに胸を張るみゆきに呆れ顔であかねがツッコミを入れる

「…それで?悟飯さんは何者なんですか?」

「…え〜と、それは…」
れいかの質問に、悟飯は考える。

「(彼女達はこれから一緒に戦う仲間だ。みゆきやキャンディーに話のに彼女達に話さないわけにはいかないか)…実は「悟飯君は異世界の地球からきたんだよ!」…」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ