第九十話 憲兵隊急襲作戦
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代わりをすることになり、
各地の酒場などで、暴れたりする兵達は普段と違い力でねじ伏せられ怪我人が続出したのであった。
それから2ヶ月に渡って、各基地では成るべく外で飲まないようにと多くの兵士が注意をしたので、
飲み屋街が2ヶ月間は閑古鳥が鳴いて、経営者が困ったのであった。
9月22日から早速取り調べと、資料の照査が行われ内偵どおり。
多数の不正や冤罪等が次々にさらけ出されていったのである。
クラーマー中将やハイドリッヒ大佐などは、公金横領や不正なども多数行っており、
その調書だけで数千ページに及ぶモノになっていた。
その課程で、人身売買組織や違法薬物組織や密輸業者などや、
不正を働く貴族達も次々に発見され、検挙されていったが、
サイオキシン麻薬の密売組織に関しては小規模の組織以外は殆ど発見されなかった。
それは、カール・マチウスの関係で482年に一斉検挙の予定がある為に、
コントロールできない組織のみが逮捕されたのである。
憲兵隊の検挙や貴族の逮捕について、門閥貴族達の中でも騒ぐ者達が出たのであるが、
門閥貴族筆頭たる、ブラウンシュヴァイク公爵が憲兵隊の綱紀粛正を全面的に支持した為、
多くの貴族が矛を収めた。
しかし、リッテンハイム侯爵は一門のオッペンハイマー伯爵が逮捕された為に、
最後まで反対していたが陛下から参内を命じられ、叱責を受けた為、矛を収めることになった。
10月に入り、憲兵隊員の取り調べと、使える隊員と使えない隊員との仕分けが終わると。
定期人事異動が行われ、その際に憲兵隊は新たなる門出を向かえることになった。
陛下の勅命により、人事は次のように決まった。
憲兵隊総監 リヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼン大将
憲兵隊副総監 エルネスト・フォン・モルト中将
憲兵隊査閲官 クリストフ・フォン・ケーフェンヒラー中将
憲兵隊実働部長 クレメンス・ブレンターノ准将
武装憲兵隊部隊長 オットー・パウマン大佐
武装憲兵隊部隊長 ワルター・フォン・ラフト大佐
憲兵総監副官 ウルリッヒ・ケスラー中佐
憲兵隊経理部長 アウグスト・フォン・シュターデン大佐
憲兵隊兵站班長 レオポルド・シューマッハ少佐
また司法省から、司法関係のアドバイザーとして、エーリッヒ・フォン・キルヒアイスが赴任した。
また、グリンメルスハウゼンの部下達が多数、憲兵隊に移動してきており、
宮中警備隊と共に皇帝とテレーゼの手の者が増える結果と成った。
更に皇帝陛下の特命で、武装憲兵隊は装甲擲弾兵を編入し再編する事が決まった。
旧憲兵隊で不正を働いていた者達は取りあえず軍刑務所へ収監され裁判を待つ身となった。
そして真面目な者達は再教育の末、再度憲兵隊
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