暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第24話 波乱の乱入者、激戦グルメコロシアム!!
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因だったらしいのですが実際に戦ってみるとその強さが更に分かり同時にココさんのように先輩の手助けができない自分に苛立ちました。
「そんな顔をするなよ、小猫ちゃん。一人で戦うよりは遥かに楽だ。決して役立たずなんかじゃない」
「先輩……」
「だがどうする?このままじゃ……」
私たちがどうするか考えていると後ろから母親のバトルウルフがゆっくりとデビル大蛇に向かっていた。
「バトルウルフ!?まさか戦うつもりか?無茶だ!お前は出産で体力を大きく消耗しているんだぞ!」
先輩はバトルウルフにそう言うがバトルウルフは構わずに歩みを進めていく。
「ギュロアアアァァァア!!」
デビル大蛇はバトルウルフに腕を伸ばして攻撃を仕掛けましたがバトルウルフが口をカチカチッと鳴らした瞬間デビル大蛇の腕が消えていた。
「なっ!?噛み切っただと!?ほとんど見えなかったぞ!」
なんとバトルウルフはデビル大蛇の腕を祐斗先輩の速度に慣れた私たちでも目視できないほどの速度で噛み切ったようです。そしてバトルウルフの姿が消えたと思ったらデビル大蛇の上半身が塵と化しました。
「これが……」
「バトルウルフの力……」
私と先輩はバトルウルフの実力に言葉が出ませんでした。バトルウルフは子供の元に向かおうとしましたが足を縺れさせてしまいました。
「先輩、バトルウルフの様子が……」
「出産をして体力を極限まで消耗した状態であの攻撃を放ったんだ。それこそ命をすり減らしてまでな」
「そんな危ない体でそんな無茶をするなんて……」
私は自分の命を消耗させても子供を守ろうとしたバトルウルフの姿に涙を流しました。あれが母親の強さなんですね……
「クウン……」
「あ、バトルウルフの子供が……」
母親を心配そうに見つめるバトルウルフの子供に先輩が声をかけました。
「……行ってこい。お前の母親はありったけの命を注いでお前を生んでくれたんだ。バトルウルフが親に甘えるのは生まれたその日だけ……だから思いっきり甘えてくるんだ」
バトルウルフの子供は先輩の言葉に頷いて母親に駆け寄っていきました。母親も震える足を前に出してゆっくりと自分の子供に歩み寄っていきます。そして二匹が触れ合おうとしたその瞬間……
母親をビームが貫きました。
「……えっ?」
私は一瞬何が起きたのか分かりませんでした。先輩も目を見開いてバトルウルフの子供も何が起きたのか分からないといった表情を浮かべていました。
『カカカ……バトルウルフハ食ウ気ガシネェ。不味ソウ、イラネー!』
上を見てみると洞窟の砂浜で出会ったあの生き物
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