暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第24話 波乱の乱入者、激戦グルメコロシアム!!
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だって次郎さんがいなかったらああやって丸呑みにされてたかもしれないし……考えないでおきましょう。


「ん?お前さんらは逃げないのか?」


 マンサム所長が逃げようとしない私たちを見て不思議そうな表情を浮かべていた。


「あはは、僕たちも慣れちゃったのか不思議と怖いとは思っても逃げようとは思わないんですよね……」
「私はイッセー君がいますから全然平気ですわ?」
「はい、イッセーさんが守ってくれますから平気です!」
「アーシアはともかく本当にぶれないわね、朱乃って……」


 私たちの言葉に最初はポカンとしていたマンサム所長は次第に笑みを浮かべだして大きな声で笑った。


「はっはっは!そいつぁいい度胸だ!各国のトップがこの様だってのによ!!」


 マンサム所長は背後で醜く言い争っている各国の首脳を見て更に笑った。


「見ろ!普段は威張り散らしている各国の首脳たちも丸腰じゃ何とも情けない姿じゃないか!!まあこの状況なら例えミサイルを持っていても逃げる方が賢明だがな!!わっはっは!!」


 まあどこの世界でもいるわよね、普段は威張り散らしていてもいざ何か起きるとああいう醜態さらす奴って……私も気を付けないと。


「あら、誰か座っているわ?」


 そんな状況の中、観客席の一部に今も座り続けている人を見つけた。あの人は逃げないのかしら?


「マンサム所長、あそこに逃げない人がいますけど……」
「あれはロト共和国のドヘム大統領じゃないか。この状況で逃げないのは大したものだが流石に危険だ。どれ、わしが行ってくるよ」


 マンサム所長はそう言って座っていた男性に声をかけた。


「これはこれは……ロト共和国のドヘム大統領。せっかくのお楽しみがこんな形で中止になってしまい誠に申し訳ありません。落胆の極みお察ししますが既にここは危険な状況にあります。身の安全のため一刻も早く非難を……」


 その時だった、マンサム所長の腹をドヘム大統領が腕で貫いていた。


「マンサム所長!?」
「なあに、この程度じゃ死にはせんさ……」


 マンサム所長は腹を貫かれたにも関わらず平然としていた、それどころか腹の筋肉を締め付けてドヘム大統領の腕が抜けないようにしていた。


「フライパンチ!!」


 そのまま相手の顔面に一撃を入れて大きく吹き飛ばした。普通ならあれで再起不能になる一撃だったがドヘム大統領はゆっくりと立ち上がった。


「ふむ、噂の新型か。既に紛れ込んでおったとはな」


 ドヘム大統領の顔がはがれそこから出てきたのはかつて洞窟の砂浜で出会ったあの生物だった。


「あれ?色が違う……?」


 祐斗が指摘した通り前に
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