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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第24話 波乱の乱入者、激戦グルメコロシアム!!
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「か、壁がこわれたぞー!!」
「に、逃げろ!猛獣が出てくるぞ!!」


 アクリル板が壊れたことによって観客の人たちは一目散に逃げだしました。


「イッセー!?あなた何をやってるのよ!」
「あはは、皆見てみろよ。飛び散ったアクリル板の破片がキラキラと光って綺麗じゃねえか。新たな生命の誕生を祝福しているみたいだぜ!」
「え……?」


 部長がイッセー先輩に怒りますが先輩は楽しそうにバトルウルフを見て笑っていました。私たちもバトルウルフを見てみるとそこには小さなバトルウルフが大きなバトルウルフに幸せそうに寄り添っている姿でした。


「うわあ、バトルウルフさんの赤ちゃんです」
「そうか、イッセー君はバトルウルフが妊娠していたのが分かったからコロシアムに乱入したんだ」
「うふふ、流石イッセー君ですわね?」
「バトルウルフの出産……こんな貴重な光景を目にできるなんてメチャクチャてんこもりな状況じゃない」


 母親のバトルウルフが子供の毛を舐めて毛づくろいをする光景を見て感動して涙が出てきました。


「ようこそ、グルメ時代へ……」


 バトルウルフの親子を優しく見つめるイッセー先輩、私はコロシアムに入って先輩の傍に向かいました。


「先輩、先輩はバトルウルフが妊娠してるって知ってたんですか?」
「かもしれないって思っただけだ。今回は合っていたようだけどな」
「ならそれくらい言ってくださいよ。いきなりコロシアムに乱入したりして、私……心配したじゃないですか……」
「……悪かった、ただもしもの事があるかもしれないって思ったらさ」


 私は先輩に注意をしますがこれはこりてませんね。まあ先輩の彼女ならこういう事も受け入れないといけませんしね。


「もう気にしてませんよ。それにしてもああやって母親に甘える子供を見てると生命の誕生って本当に素敵な光景だって思いますね」
「生命の誕生ってのはどんな動物でも尊いものだ」
「そうですね、バトルウルフの赤ちゃん可愛いですね。あの光景を見てると私も先輩との赤ちゃんが欲しいなって思っちゃいます」
「うえっ!?さ、流石に気が早すぎるんじゃないか?」
「ふふっ、冗談ですよ、でもいつかは……」
「……そうだな」


 先輩に寄り添いながら私はバトルウルフの親子を見つめていました。



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side:リアス


 全くもう、イッセーと小猫ったら二人だけの世界に入っちゃってるじゃない。観客席では我先に逃げようと出入り口に人が殺到しているんだけど取っ組み合って喧嘩していたりする人もいて大変な状況になっているの。私たちも避難誘導を手伝っているんだけどこれじゃ避難もままなら
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