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理想のチーム
第四章
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だ、強い声で言った。
「いいか、一点もやるな」
「その意気で、ですね」
「やっていくことですね」
「そうだ、とにかくピッチャーなんだ」
 野球というスポーツはというのだ。
「それがダントツだからうちはペナント勝ったな」
「はい、とにかく点をやらない」
「マウンドから攻めて攻めてでした」
「それで勝ってきました」
「そしてシリーズでも」
「攻めるんだ」
 そのマウンドからというのだ。
「いいな、そうしてだ」
「はい、勝ちましょう」
「日本一になってやりましょう」
「是非」
「全員スタンバイだ」
 その全球団でも最強の投手陣全てがというのだ。
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