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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
閑話 ヤマト建造
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る。
こいつの売りは、機関部を外に出しているから更新が可能って所だろうな。
新技術への対応能力はこいつが一番あるんだよ。
ただ、見ての通りこのままでは大気圏内の行動なんてできる訳がなく、大気圏内の行動は機関部を切り離してという形になっている。
ここが嫌われた」
「なるほどね。
それでこの船が選ばれて、私達がここに居る訳か」
さらりと東雲愛歌が口にするが、現在のムラクモミレニアムにこの艦の建造に関われる場所は艦娘計画等内部部分に留まる。
その為、どこかと組まないといけないというか、政変の煽りを受けたムラクモミレニアム救済のコンペでもあったのである。
この建造決定後に南部重工とムラクモミレニアムは包括的業務提携を結び、ムラクモミレニアムの第三者割当増資を引き受ける予定になっていた。
その過程で、事故による行方不明だった東雲叢雲が持っていたムラクモ重工株の名義が縁故者である東雲愛歌名義になっていたり。
彼女はあくまで姉を『行方不明』として扱い、それまで預かっている事をアピールして、放浪者艦隊の叢雲に帰ってきてアピールをしていた。
この株は合併による株式変換で交換されたムラクモミレニアム株全体のおよそ25%に当たる。
「いや。
中々面白い話だったよ」
第三者の声が聞こえて三人共警戒をするが、ここには関係者しか居ない。
とはいえ、その姿は工廠関係者ではなく、起工に呼ばれた来客者だった。
「あら。
いつからそこに。
トリューニヒト先生」
ヨブ・トリューニヒト議員。
火星自治政府の地球代表であり、近く行われるだろう地球連邦議会選挙において太陽系民主連合を率いる有力政治家だった。
なお、火星自治政府の傀儡政治家だったのだが、火星自治政府の政変にも巻き込まれずのうのうとこの場に出てくる傑物の一人である。
「そんな些細な事は氣にしないでくれ。
今日は東雲一族のお嬢様に挨拶をしたいだけなんだから」
東雲一族と言っても、東雲愛歌と東雲叢雲の二人しか居ない。
あえてそれを一族と言った所に東雲叢雲の秘密を掴んでるという挨拶でもある。
「まぁ。怖い。
さしあたって、地球民主連合にいくら献金すればいいのかしら?」
地球連邦議会選挙はその概要が既に伝えられており、告示前なのを良い事に激しく政治家達が蠢いていた。
そんな中、太陽系民主連合は月や火星等を中心に勢力を拡大し、地球で支持を伸ばしている地球民主同盟と支持が拮抗していた。
日本は、月や火星との縁が深いこともあって、地球側で太陽系民主連合が優位に選挙が進められる場所と目されていた。
「助かるよ。
政治はいくらでも金がかかる。
君たちもリカルドが勝つよりも私が勝った方が色々
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