六日目
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「大道芸かよ…」
「いやぁ…暇潰しに尻尾の扱いを極めてみたんだヨ。
これを出来るのは数人しか居ないヨ」
「暇人どもめ」
「おいトード」
「なんだ?サクヤ?」
「暇人なんて言ってるが…お前リアルでは高校入試直前だろ?」
「あんなの勉強せんでも受かるっつーの、公立の定員割れした高校だしな」
「いや…そういう話では…」
「親も『あ?〇〇高校なんて名前さえ書いとけば受かるだろ』って言ってるし」
英語の問題も英検準二級よりも難しいという事は無いだろう。
「そうか…ならば何も言うまい」
「でだ…テルキスが条約結べって言ってたんだがどうする?」
「どうすると言われても…」
「特に無いなら条文の最後に"カオスブレイブズは世界樹攻略にシルフ・ケットシー同盟と共に臨む"って書いといて」
「いいだろう」
「いいヨー」
「じゃぁ…誓約書を出せ、ここで調印しよう」
俺の言葉と共にサクヤが誓約書を出した。
「ではまず私から」
とサクヤが自らのPNを書き込み印を押した、各領主が持つ印だ。
「次は私だネ」
同じくアリシャがPNを書き込み印を押す
「最後に俺か」
俺はストレージからシギルを出した。
システム上のサブマスターなので一応所持できる。
POISON TOADと書き込み印を押す。
「サクヤ、アリシャ」
「なんだ?」
「なに?」
シャリィィン…
「お前たちも得物を出せ、やるぞ」
「ああ、アレか」
「懐かしいネ」
領主二人は分かったようだが護衛はそうでは無いようだ。
「おい!警戒する必要は無い、条約締結必要な事だ!」
俺が言うと領主二人が得物を抜き、部下を征した。
カチン、三つの得物が合わさる。
「我、ポイズン・トードは以上の条約に従う」
「我、サクヤは以上の条約に従う」
「我、アリシャ・ルーは以上の条約に従う」
「「「我が刃に誓って!」」」
"刃の誓い"、誰が始めたかは知らないが、ALO黎明期からのトッププレイヤーの間で約束事をするときの儀式のような物だ。
「では、これで」
「なんだ、もう行くのか?」
「今日中には着きたいからな」
「ここから…四時間ってところだネ」
「ああ、夜になる前に着きたい」
「そうか…では我々も退散するとしよう」
その言葉と同時に護衛が撤収準備を始めた、領主二人はキリト、リーファの方を向いた。
「何から何まで世話になった。君の要望には極力添えるよう努力しよう、キリト君」
「役に立てたなら嬉しいよ」
「サクヤ、連絡まってるわ」
その後握手を交わし飛
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