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相談役毒蛙の日常
五日目
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だろう?
どうやら《アップデート5.0》の話はデマのようだからね。
モーティマーではなく私直々にその願いを叶えてあげよう」

サクヤが右手の人差し指中指薬指の三指を揃えた。

それを降ると同時にウィンドウが現れる。

テルキスや俺が右の人差し指中指を合わせて出すギルド管理ウィンドウよりも一際大きいウィンドウ…

領内管理ウィンドウだ

サクヤが領主のみに与えられたそのウィンドウを操作する。

それと同時に鏡の中のシグルドの眼前に一枚のウィンドウが開いた。

「貴様!正気か!この俺を!」

「ああ、シルフでいるのが嫌なのだろう?
レネゲイドとして中立域をさ迷うといい。
いずれ新たな楽しみが見つかる事を祈っているよ」

「う、訴えるぞ!領主権限のGMに訴えるからな!」

と、子供のように喚くシグルドの前に、鏡の前に進む。

「よう、シグルド、久しいな。いつぶりだ?」

「きっ、貴様!傭兵風情が何の用だ!」

「そうそう、一応分かってると思うけどお前はただのレネゲイドじゃない、領主から直々に追い出されたんだ。
俺達の町にはシステム的に入れないから!」

このALOでは各領主やGMが設定したプレイヤーはアルンを含む一部大型都市に入ることが出来ない。

入ろうとすれば障壁に遮られ衛兵NPCが押し寄せてくる

「あ、そうだった、最後に…ザマァ!」

更に喚こうとしたシグルドだったが、サクヤがウィンドウを操作し、どこかへ転送された。

それと同時にマナが切れたのか鏡は光となり溶けていった。

「サクヤ…」

無言で佇むサクヤにリーファが心配そうに声をかけるがサクヤは毅然とした態度でこう返した。

「私の判断が正しかったかは次回の領主選定会議で明らかになるだろう。
礼を言うよリーファ。執政部への参加を頑なに拒否していた君が現れたのは驚いたが、同時にとても嬉しかった」

「わ、私はそんな…」

「それと、ルー。今回はシルフの内紛で危険に去らした…すまない!」

45度の最敬礼で謝るサクヤだったが直ぐにアリシャに止められた。

「や、やめてよサクヤちゃん!生きてたんだから別にいいヨ!」

ま、そんな所だろう…

「キリトにも礼を言っとけ」

「そうだ…そう言えば君はいったい…」

「ねぇねぇ、スプリガンとウィンディーネの大使って本当?」

な訳ねーだろ。

「勿論大嘘だ、ブラフ、ハッタリ、ネゴシエーション」

「ふ、ハハハハ!あの状況でそんな嘘をつくとは…無茶な男だ」

「手札がショボい時はとりあえず掛け金をレイズする主義でね」

俺は権利が無いのに勝手に掛けたけどな…テルキスになんて言い訳しよう…

「大嘘付き君にしては君、ず
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