四日目
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り上げと切り下ろしで正方形を描く。
一撃目で左肩。
二撃目で右足。
三撃目で右肩。
四撃目で左足。
ユージーンの周りを残像の正方形が覆い…四散した。
残ったのは赤いリメインライトだった。
「見事!見事!」
「すごーい!ナイスファイトだヨ!」
はは、領主からお褒めの言葉か…
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
「大丈夫ですかパパ!」
「ああ、大丈夫だ…」
強かった…グラムに頼りきりではなくユージーン自信の剣技がだ。
頼らず、それで居てグラムの力を引き出せるのは素晴らしいの一言に尽きる…
「そうだ!トードは!」
少し離れたエリアに目をやると三十はあるリメインライトが少しずつ減っていっっている…
「ははっ、マジかよ…」
あ、そうだ…
「誰か!蘇生魔法を頼む!」
「おい、カゲムネ、ユージーンが墜ちたぞ。まだやるか?」
キリトに向けられる拍手と歓声をBGMに問い掛ける。
「降参だ。大人しく話を聞くことにするよ」
そう言ったカゲムネは納刀しホールドアップする。
「他の奴等もか?」
「ああ」「仕方がないだろう」
満身創痍のサラマンダーが口々に応える。
その数わずか十一名。
「なら降りてこい」
俺とカゲムネが降り立つと同時にユージーンが蘇生される。
「見事な腕だな。俺が今まで見たなかで……最強のプレイヤーだ」
一瞬の間の間にこっちを一瞥したのがムカつくな。
「そりゃどーも」
「え〜俺もユージーンに勝ったこと有るのになー?」
「黙れ、卑怯な手ばかり使う貴様に負けた事は一生の恥だ」
まだ根に持ってんのか…
「それにしても、貴様のような男がスプリガンに居たとは…世界は広いな」
「俺の話、信じて貰えたかな?」
まぁ、ぶっちゃけ認めなくてもいい。
この状況ならリーファと玉藻に領主を守らせキリトと俺と護衛十二人で抑え込める。
「ちょっといいかなジンさん」
「なんだ?カゲムネ」
「昨日、俺のパーティーが全滅させられたのはもう知っていると思う」
「ああ」
「その時の相手がこのスプリガンとシルフだったけど…確かにウィンディーネも居たよ」
ん?リーファとキリトが唖然としてるな、どういうことだ?
「それにSの情報でメイジ隊が追ってたのもこの男だ。
ここに居るってことはメイジ隊は撃退された様だけど」
へぇ…そんなことがね…
「そうか…そういう事にしておこう」
「分かってくれて嬉しいよ」
「確かに今スプリガン、ウィンディーネと事を構える気は俺にも領主にも無い。
ここは
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