二日目
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「ここか!?ここがええのんか!?」
玉藻はカトラスにモフられて気持ち良さそうだ。
「おーい、カトラス、玉藻、行くぞー!」
「え〜もーちょっと…」
「ん、わかったよ御主人」
俺は玉藻の背中に飛び乗った。
尻尾をモフってたカトラスも登ってきた。
「玉藻、頼む」
「はい」
玉藻は俺とカトラスを乗せ迷宮区に入った。
「お〜乗っててもモフモフだぁ〜フトモモにあたるモフモフが気持ちいい…」
「そか」
「反応薄いなぁ…お前がさっき俺のフトモモとかをチラチラ見てたのは知ってるぜ」
「チッ!」
「おーおー、図星かぁ?図星なのかぁ?」
カトラスがうりうり、とつついてくる。
「見た目それでも中身がねぇ…」
「それもそ…あ!」
「んだよ?いきなり大声出すなよ、モンスターが寄ってくるだろ」
「なぁなぁトード!」
「何?」
「今度玉藻貸してくれ」
「構わんが」
「よっし!」
「何処に行くんだ?」
「ちょっと過疎いダンジョンの安地に…」
「過疎ダンジョンの安地?何すんの?」
「獣姦イメージプレイのスクショ」
アホだろコイツ。
「リアルで発情期の犬差し向けるぞテメェ」
「お?まさかお前そういう…」
「ちげーよ!つーか玉藻は雌だ!」
「え〜でも俺が軽装で玉藻の下に…」
「マジでぶん殴るぞ」
「ほ〜成る程成る程、トードはドSか」
な・ぐ・り・てぇ!
「御主人、アホな会話はそこら辺で」
見ると前方でモンスターがポップしかけていた。
「玉藻、殺れるか?」
「仰せの通りに」
玉藻はスピードを緩めることなく進み…モンスターを喰らった。
一体を食い、一体を爪で裂き、一体を狐火で燃やし…
「お〜やっぱ玉藻が居ると楽だな。な、トード」
「ああ、ん?」
突き進む先にはプレイヤーが居た、漆黒のバトルクロス、黒と金の剣の二刀流…
「あれは…玉藻、止まれ」
「はい」
止まると同時に先程のプレイヤーに声を掛けた。
「よう!ブラッキー先生!今日は独りか?遂に嫁さんに愛想尽かされたか?」
黒衣のプレイヤーは嫌そうな顔をして答える。
「アンタか…別に愛想尽かされた訳じゃない、今日は都合が悪いらしい」
リアルでの用事なら仕方ないな…だが…
「そうか…で他のハーレム要員は?」
「そんなんじゃ…」
「いーや、あれは恋する乙女だったな。
そうじゃなきゃ俺に『男子高校生が喜ぶプレゼント』の内容なんて聞きにこねぇよ」
「うっ!よりにもよってアンタにきいたのか…」
「ったく、羨ましーねぇ、モテる男は…リ
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