一日目
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。
輝秋もどう?紹介状書くよ?」
輝秋…じゃなくてテルキスは青筋を浮かべながら言った。
「そうか、貴様がナニしている間にフィールドボスは倒された。
これから迷宮区に入る。パーティーを率いて攻略に入れ」
紹介状の下りは無視か。
しかしようやくだ…この層に入って八日、待ってたぜ…
「カオスブレイブズ相談役ポイズントード!ギルドマスターの命を受け迷宮区攻略を開始します!」
俺は大声で答え執務室を後にした。
向かう先は相談役執務室。
俺が与えられた部屋だ。
まぁ、ほぼ物置だが。
ガチャリ、とドアを開ける。
「遅せぇよ、今まで何やってた?ナニか?」
中では少女が姿見の前であられもない格好をしていかがわしいポージングを決めていた。
「一つ聞こう、カトラス、遂に逝ったか?頭が」
奴の名前はカトラス。
シルフの刀使い。
150センチ程の身長に垂れた犬耳のような癖毛。
そんな少女が部屋の中に居る。
普通なら喜ぶ、そう、普通なら。
「トード…俺は気付いてしまった 、ALO内の俺は美少女だ…
つまり、可愛い女の子の体に好き放題だ!
俺って天才じゃね!?トードもこのスクショ要るか!?」
この女、否男、それもちがうか…兎に角コイツは始終この調子だ、というのも。
「お前さ悩みじゃないのか?〔性同一性障害〕」
そう、コイツはリアルでもゲームでも中身は男、体は女なのである
「トード、俺は既にその件は受け入れた…」
なんだと!?
幼馴染の悩みが解決したことは喜ばしいがそれよりも驚愕の方が大きい。
コイツは一時期それを原因としてイジメを受け不登校になった事も有ったからだ。
「ど、ど、ど、どうしたんだ葵!?
具合でもわるいのか!?」
だからリアルネームまで出して心配した俺は悪くねぇ。
「バカ野郎!ドア開けっ放しでリアルネーム叫ぶなバカ!」
「す、すまん。でもお前!」
悩みが解決したってどういう事だ、と続けようした時、彼女は語りだした。
「トード、俺、気付いたんだ」
「な、何にだ?」
「俺が女ならあんな事やそんな事が女子同士のキャッキャウフフで済まされるとォォォ!!!」
心配した俺がアホだったな。
「迷宮区攻略行くぞ準備しろ」
「え?無視?無視なの?俺の世紀の発見を無視?」
はぁ…
「では逆に聞こう、どう返せと?」
「最近俺の理解者(仮)が冷たい件について」
お前の変態的思考なんて理解したくねぇよ。
「喧しいお前の生理の度に『イライラする』つって殴られる俺の気にもなれ」
と、言った瞬間カトラスが此方を向いた、あ、やべぇ…
「チェ
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