第23話
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。」
「どうせ通せない道理……多少の無理は押し通すまでだ。」
その後ユウナ達はリィン達の後を追い始めた。
〜同時刻・演習地〜
「あれっ……?」
「どうしたんだ?もう訓練が終わったのか?」
一方その頃、サンディとサンディと話していた男子生徒―――スタークは演習地に慌てた様子で戻って来た[組の生徒達を不思議そうな表情で見つめて問いかけた。
「いや、それがねぇ……」
「……少々不味い状況だな。」
「ええっ!?」
レオノーラが答えを濁している中大柄な男子生徒―――グスタフが重々しい様子を纏って答え、グスタフの答えを聞いたカイリは驚きの声を上げた。
「クソッ、やりやがった……!」
「だぁっはっはっはっ!むしろお前どころか、俺まで出し抜いた事は評価すべきじゃねぇか?」
「感心している場合じゃないだろうが!?」
厳しい表情で声を上げたランディだったが、呑気な様子で豪快に笑っているランドロスの言葉に疲れた表情で指摘した。
「ど、どうしたんですか?」
「まさか……また襲撃があったのか?」
するとその時騒ぎを聞きつけてランディとランドロスに駆け寄ったトワとミハイル少佐が二人に事情を求めた。
「……訓練中にアッシュの野郎がドラッケンごと消えちまった。ユウ坊、クルト、アルきち――――Z組の連中も付いていったらしい。」
「へ………」
「な、なんだと!?」
「………ふふっ。お役に立てて何よりです。」
ランディの説明にトワとミハイル少佐が驚いている中、その様子を見守っていたミュゼは口元に笑みを浮かべた。
〜ハーメル廃道〜
分校がユウナ達の失踪に気づいたその頃、リィン達は時折襲い掛かってくる魔獣達や結社が放った人形兵器を撃破しながら先を進んでいた。
「ふう……」
「厄介だけど何とかなりそうだね。」
「ええ、内戦時に戦った人形兵器と比べれば大した事はありませんね。」
「ですが油断はできませんわ。アルトリザスやパルムのそれぞれの場所に内戦時で戦った人形兵器や見た事のない特殊な人形兵器もいたのですから。」
「ま、少なくても連中と直にやりあう羽目になったら、嫌でも戦う事になるだろうな。」
「うふふ、今までの事を考えたらもはや”お約束”の展開だものね♪」
人形兵器を撃破し終えて一息ついたラウラとフィーの言葉にステラは頷き、セレーネの忠告に続くようにフォルデは苦笑しながら答え、からかいの表情で答えたレンの答えにその場にいる全員は冷や汗をかいた。
「しかしトールズの”Z組”にメンフィルの”特務部隊”か……フィーも驚いたが、アルゼイド流のお嬢さんやあのヴァンダールの少佐―――い
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