第一章
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はないわ」
紗季は及川にも冷静に返した。
「来る人もね」
「本当にこの時間は暇ね」
万里花はまたこう言った。
「もっとお客さんガンガン来て売り上げアップとかね」
「平日の夜はこんなものよ」
「それまた言うのね」
「お客さんがいてくれてるだけでもいいでしょ」
「まあ閑古鳥でお店潰れたらバイト先なくなるしね」
「だったらいてくれてるだけいいということでね」
「わかったわよ」
言っても仕方ない、平日の夜にファミレスに人が来ることはあまりない。この現実は万里花にしてもどうしようもなかった。
それでだ、万里花もそこは妥協してお店の中でテーブルを拭いたりして働いていた。このことは紗季も同じだった。
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