第3章
月光校庭のエクスカリバー
第26話 不穏な気配再びです!
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「お、おっぱい!」
朝、目が覚めると、眼前におっぱいがあった!
な、なぜ目覚めたらそこにおっぱいがっ!?
「うぅん・・・・・・」
艶めかしい声が聞こえたと思ったら、おっぱいの持ち主に抱き寄せられる。
よく見ると、おっぱいの持ち主は部長だった。しかも、何も身に纏っていない素っ裸の状態だった!
・・・・・・まぁ、以前にも同じ展開を経験したことがあるんだけどな。ある日の学校の保健室で休んでいたところに、部長がいまみたいに裸で俺が寝ているベッドに潜り込んできたのだ。部長曰く「裸じゃないと眠れない」とのこと。
部長が我が家で同居するようになってから早数日。このような素敵なイベントを堪能できるとは──最高だぜ!
「・・・・・・なぜこんなことになってるのかよくわからんが、せっかくなので、何気に触れる程度なら──」
俺はその見事なおっぱいに触れるため手を動かそうとする。
「うぅん?」
「わっ!?」
だが、手があと少しでおっぱいに到達しそうというところで部長が起きてしまった。残念無念!
「おはよう、イッセー」
「お、おはようございます・・・・・・。そ、それで、この状況は・・・・・・?」
「ゴメンなさい。あなたが就寝してたから、お邪魔させてもらったの」
「・・・・・・いえ、そういうことじゃなく・・・・・・」
「あなたを抱き枕にして寝たい気分だったの」
な、なるほど、気分ですか・・・・・・。部長の気分の基準がわかりませんよ。
「まだ時間もあるし、ちょっとエッチなことも下僕とのコミュニケーションかしら?」
チュッ。
俺に覆い被さった部長はそう言い、額にキスしてきた!
ライザーの一件以来、部長の俺への態度が変わったような・・・・・・。なんかこう、さらにかわいがられるようになったような気がする。学校への登下校も俺の隣を歩こうとするし、昼休みも俺と過ごそうとしてくるようになったんだ。
「あ、あの、部長・・・・・・俺も男なんで・・・・・・」
「襲いたくなっちゃう? いいわよ。あなたの喜ぶことならなんでもしてあげるわ」
なんでもしてあげる!? そ、そんなみなぎる日本語があったのか!
「ぶ、部長・・・・・・!」
コンコン。
理性が壊れそうになった俺の耳にノック音が入ってきた!
「イッセーさーん。そろそろ早朝トレーニングの時間ですよー?」
廊下から聞こえてきたのはアーシアの声だった。
「ア、アーシア!」
「トレーニングのこと、すっかり忘れてたわ」
な、なんてタイミングだ! ヤ、ヤバい! こ、こんな場面をアーシアに見せるわけには!?
部長が同居するようになってからアーシアは部長に対して、何やらライバル心を抱いて
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