ペルソナ3
1978話
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で、これからどうするのです?」
「ゆかり達が戻ってきたら、お前を運ぶ。何か企んでいるんだろうが、迂闊な真似はしないようにするんだな」
そう言いつつ、召喚器を持っていないペルソナ使いってのは非常に厄介だ。
召喚器を持っているのであれば、それを取り上げればペルソナを召喚する事は不可能になる……とまではいかないが、それでも召喚してもすぐに消えてしまう。
それこそ、ゆかりやコロマルが最初にペルソナを召喚した時と同じような感じで。
だが、タカヤの場合はそれが通じない。
召喚器なしで召喚を出来るのであれば、それを止める手段は……それこそ、タカヤを昏睡状態にして意識を奪うといった真似をする必要がある。
……あ、でもペルソナについて研究している桐条グループなら、もしかしてペルソナを召喚させないようにする何らかの手段はあるか?
いや、でもそうなると幾月に話を……どうせならもっと上の武治に直接話をすれば?
うーん、正直微妙なところだ。
そんな風に考えていると、やがて通路の向こう側から話し声が聞こえてくる。
「わん、わんわん!」
真っ先に通路から走ってきたのは、その鳴き声通りコロマル。
身体が土埃に塗れてるのは、それだけ激しい戦いであったという事の証だろう。
もっとも、怪我をしている様子が見えないので取りあえず一安心といったところだが。
「アクセル!」
そして次に戻ってきたのは、ゆかり。
俺を見ながら、笑みを浮かべて声を掛けてきたのに、軽く手を振り返すのだった。
どうやら、ゆかりも怪我をしていないようで何よりといったところか。
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