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ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
コラボ
〜Cross over〜
Sentention;宣告
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から改造することにしたんだね?。……心意システムはあらゆる事象を意志の力で歪ませられる。システム的なアイテムであるはずの鎧に、人の意志である《災禍》を植え付けられるほどの、圧倒的な自由度でね?」

『……………………』

「確かに荒唐無稽だ。この内容をいきなり語られても、隔離病棟行きの受諾書にサインするだろうね?けど、件のアルヴヘイム・オンラインにはソードアート・オンラインの基幹プログラムが数多く流用されている。他ならない、魂の科学的証明という前代未聞の偉業を成した君が技術協力したというあのゲームのね?」

そして、と医者は語る。

「結果として、心意システムはその意志を叶えた。叶えてしまった。魂の書き換えなどという大それたことを大真面目に。プログラム言語など見たことも聞いたこともない子供が、適当にキーボードを叩いて出力した文字列を、躊躇いなく魂に刻み込んでしまった」

そこで中年の医者は手を伸ばし、診察机の戸棚に手をかけ、そこからホッチキス止めされた数十枚のコピー用紙を取り出した。論文の写しで、表紙には《人の意思決定における最小単位》とある。

「君の書いた論文を見たよ。魂――――《フクラクトライト》の実在の証明、そしてその可能性。まったく君が有名になるわけだ。量子脳力学なんてキワモノから、よくもまぁこれだけ引っ張り出してきたもんだ。医者の立場からすればダンカン・マクドゥーガルを押したいトコなんだがね?……そして同時に、読み進めていくたびに危機感があがってきた」

そこでカエル顔の医者は少しだけ受話器を握る手に力を込めた。

「フラクトライトとは、パソコンでいうところの基幹プログラム(OS)のようなモノだね?傷や病が、時とともに溜まっていくファイル断片(フラグメント)のようなモノだとすれば、動作効率が悪くなることはあっても、OSそのものを揺るがすほどじゃない。なぜならシステムそのものを構成するOSコードは、本来ガッチガチに守られている――――いや、違う。そもそも書き変わるはずがないものなんだね?」

ぱらり、と論文をめくり、その中の一つの文章に指を這わせる。

「『人を創るのはDNAだが、人を動かすのはフラクトライトである』……これが君の持論だったね?フラクトライトの中にはもう一つのまったく同じ人格がコピーのように存在し、意思決定の際にはその人格をフィルタのように使って自分の行動にある程度の客観的価値を付随させてから動いている、と?」

『ああ、そうさ。既存の定説では人間の修復や成長の過程で参照される《設計図》はDNAと言われていたが、俺はこの《認識中枢(アートマン)》がそこに関わっていると思ってるよ。……まぁ、まだ仮説だし、似たようなことはカルテジアン劇場やハイヤーセルフを始めとして既に概念的に存在するがな
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