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翠碧色の虹
随筆十三:人も動物も大切!同じです!
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いう事ですか?」
笹夜「もし、お手紙の主さんが、なんらかの形で自分の意思が伝えられなくなったら、お嫁さんはしっかりと面倒を見てくださる事が保証されています♪」
心桜「おお! なるほど! スパッ! と斬りましたね〜流石!」
笹夜「ですので、お手紙の主さんは、お嫁さんと犬さんをどちらも大切になさってくださいね♪」
心桜「でもさぁ、人と動物ってどうしても人が優先される世の中だからなぁ」
笹夜「人を中心とした世界の視点ではそうなりますね。同種、同族を優先するのは、生き物の持つ性質なのでしょうね♪」
七夏「そう言えば」
心桜「ん?」
七夏「えっと、昔ね、幼稚園の遠足ではぐれちゃって・・・その時、私と同じ制服を着た子が話しかけてくれて、安心したのですけど、その子もはぐれちゃってたみたいで・・・」
心桜「・・・ちょっと、違うかなぁ〜」
笹夜「でも、同じ制服の子が居ると安心する・・・という点では共通しています」
心桜「生き物は群れたがるって事?」
笹夜「必ずしもそうとは限りませんけど、自分が心細い状態や不安な状態に置かれている場合は、同じ人が居ると安心するのです」
心桜「赤信号−−−」
笹夜「皆でもダメです!」
心桜「うぅ! 速っ!」
七夏「私、その子としばらく一緒に居ましたけど安心できました☆ それ以来、その子とは会ってませんけど感謝しています☆」
心桜「名前は?」
七夏「えっと、分からないです」
心桜「んじゃ『一匹狼』って言葉があるけど、これは?」
笹夜「ある程度の所までは一匹ではないはずです」
心桜「なんで一匹になるんだろう?」
笹夜「詳しくは分かりませんが、一人になって初めて気付く事ってないかしら?」
心桜「つっちゃーは一人っ子だけど、どう?」
七夏「え!? どうって言われても・・・」
笹夜「七夏ちゃんは、一人で居る事が多いのかしら?」
七夏「お母さん、お父さんが居ます☆ それに、ここちゃーや笹夜先輩も♪」
心桜「あれ? もう一人居ない?」
七夏「え!? えっと・・・」
笹夜「とにかく、一人で考えたり、みんなで一緒に過ごしたり、そういう事が心を豊かに育ててくれます♪」
心桜「という事は、犬負けさんも一匹犬になってみると、何か変化があるかもね?」
七夏「そうなの?」
心桜「ま、あたしなら、対戦相手の犬をどうにかして一匹犬化させる事ができないか考えるけどねっ!」
七夏「それって」
笹夜「追い出す事かしら?」
心桜「犬はー外! 人はー家!」
七夏「???」
笹夜「以前のお話に引っ掛けなくても・・・」
心桜「あ、でも、殆ど犬は外だよね。略して『殆犬外』!」
笹夜「なんて読むのかしら?」
心桜「ほとけんがい」
七夏「そのまま?」
心桜「犬は喜び庭駆けまくるんだよ!」
七夏「猫さんはこたつで丸
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