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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第十六話:アナタは神を信じますか?
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あるみたいで、腹違いの弟と犬猿の仲らしい。それと関係あるのか分からんが、其奴が騎士団長に就任してから、多額のお布施を要求される様になったらしい。頼んでも泊めてくれるかな?」
「じゃぁ如何しますか? 船着き場へ戻りますか!?」
妙にクレームを言ってくるウルフに、アハトが珍しく反論をした。
ここに泊めてもらうしか無いのだから、兎も角も頼み込むしかないのだろう。
「俺はその選択肢でも構わないよ」
「ウルフ殿が力を貸してくれるのなら、それもアリですが……一っ飛び協力してくれます?」
まさかの言葉にラングストンさんが何かを期待した発言をする。
「ヤダよ。何で俺が?」
「じゃぁグチグチ言わないでください。今日は泊めてもらうんですから、下手な事を言って気分を害されたら泊めてもらえなくなるでしょう」
リュリュさんに厳しい事ばかりを言うウルフに、彼女が好きなラングストンさんも厳しく反論。
だがウルフさんには効果が薄そうだ……
軽く肩を竦めただけで、気にした様子は無い。
一通り修道院内を見て回り、責任者らしき人が見当たらなかったので、何やら重警備な奥へと進もうと、二人の厳つい騎士団員の間を通ろうとした途端……
「ここより先は許しを得た者しか入れてはならぬと決められている! それなのに近付いてくるとは怪しい奴め!」(ドン!)
そんな決まりは知る由もないのに、横柄にも近付いてきた私達を『怪しい奴』と敵視し、先頭に居たウルフの肩を力一杯突き飛ばした。
足腰が鍛えられていてバランスの良いウルフは、かなり力強く突き飛ばされたにも拘わらず、倒れる事無く騎士団員を睨み付ける。
「如何い「誰も入れるなとは命じたが、手荒なまねをしろとはは言っていない! 我が騎士団の名を汚す様な行いは慎め……」
かなり不機嫌な表情で文句を言おうとしたウルフの台詞を遮って、私達の頭上にある二階の窓から一人の男が顔を出して、横柄な騎士団員を叱り付けた。
「こ、これはマルチェロ様……申し訳ございません」
「私の部下が乱暴を働いた様で申し訳ございません。だが余所者は問題を起こしがちだ。この修道院を守る我々としては見ず知らずの旅人を易々と通す訳にはゆかぬのだ。唯でさえ、内部に問題を抱えているのに……いや、話しが逸れたな」
マルチェロと呼ばれる隊長の一言で、横柄な騎士団員が頭を下げた……私達にではなく隊長に!
その隊長も言葉では謝罪してるが、表情からして悪びれて無い。
ムカつくわね……
「この奥は修道士の宿舎。君達には無縁の場所では無いかね? さぁ行くが良い。部下達は血の気が多い。次は私にも止められるか判らぬ」
ムカつく隊長が、ムカつく顔で、ムカつく言い方で私達を追い出そうとする。
文句の一つも言ってやろうとした瞬間……
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