暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Bザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Time to enjoy〜
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ンス?」

「ああ。遠慮なく食べると良い。腹八分目になる前に止めてやろう」

「それは若干遅すぎるような気もするぜ」

なんて喋りながら歩いてると、「かわいい〜!」って少し離れたところから驚きの声が上がった。リインが「なんでしょう?」って興味を示したみたいで、そっちに行ってみると女性客がたむろしていた。

「小さいリインとアギトなら間を縫って行けるんじゃない?」

「はい!」「まぁいいか」

わたしやアインスやアイリは体が大きいからダメだろうけど、成長しているとは言えそれでも未だに子供サイズな2人なら隙間を進めると思う。2人がお客さんの中を進んですぐ、「可愛い?」って声を上げた。

『どうしたのだ2人も?』

アインスがわたし達に繋がるように思念通話でそう聞くと、『小さなモコモコなヒツジのぬいぐるみが隊列を組んで行進してる!』って興奮気味なアギトから返答があった。

『みんなイギリスの近衛兵みたいな格好で、騎兵銃を携えてます!』

モコモコ羊のぬいぐるみ、騎兵隊のような格好。ふと、アギトとリインの言葉に引っ掛かりを覚えた。

「アインス、パンフレット貸して」

「ん? ああ」

パンフレットを借りて、第3学年の欄を見る。コスプレしてる生徒たちの中に、サービスを受けられるスタンプを持ってる特別キャラが居る。そのうちの1つにモコモコ兵隊長なるものがある。

『リイン、アギト。近くに同じ衣装を着た生徒いない?』

『はい、居ます。ヒツジの着ぐるみと近衛兵の衣装を着た男の子です。一番後ろに付いて歩いてるですよ』

『その子スタンプ持ってると思うから、声を掛けてくれない?』

『了解です』

それからちょっとして、「ただいま〜」ってアギトとリインが戻ってきた。そして「スタンプ押してもらいました♪」と言ってポイントカードをわたし達に見せてくれた。

「アインスやシャルさんも押してもらいますか?」

「いや。スタンプは本当の子供たちが押してもらうのが一番良いだろう。我われ大人は、こういう時に金を払うのが良い」

「だね。一応アイリ達は高給取りだし。チャリティにいっぱいお金を使おう♪」

ヴィヴィオたち第3学年に悪いけれど、大人はお金を落とすことにしたよ。そういうわけで、わたしとアインスとアイリ、リインとアギトの5人はお腹が膨れない程度に食べ歩きをすることになった。

「パンケーキ! クレープ!」

「ドーナツ! コーンドッグ!」

「待て待て。どれも粉食ばかりではないか。却下だ」

「アイスクリームとかにしておこうか」

「パンフレットの地図によると、ジェラート屋は3店舗あるな〜」

アインスから借りたままだったパンフレットの出展物一覧を見る。外に1店舗、中等科
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