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転生とらぶる
ペルソナ3
1976話
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という名前で活動している者です」
「ストレガ……?」

 何か聞き覚えでもあったのか、美鶴は微かに眉を顰める。
 ストレガ……ストレガか。俺は初耳だが、一体どんな集団だ? いや、影時間にこうしてここにいるのを思えば、自然とどのような連中なのかというのは想像出来るのだが。

「さて、皆さんの今日までのご活躍、影ながら見させて貰いました。聞けば人々を守る為の『正義の戦い』なのだとか。それはご立派です。本当にご立派だと思います」

 そう言いながら、タカヤと名乗った男は拍手まですらしてみせる。
 だが、後ろのジンもそうだが、心の底から俺達の活動に対して賛成している……とは、到底思えない。
 そして、事実……

「ですが……それは、止めて貰えませんかねぇ?」

 そう告げ、こっちに殺気を叩き付けてきたのだから。
 それも強烈な殺気……という訳ではなく、ジワリと滲み出てくるような、そんな殺気。
 殺気の類に慣れている俺はともかく、他の連中はタカヤの発する殺気に押されているように見える。
 だが、そんな中で最初に口を開いたのは美鶴。

「馬鹿な、何故影時間を解決するのを止めようとする?」
「影時間やシャドウが消えたら、この力かて消えるかもしれへん。そんなん許される訳ないやろ!」
「力? 待て、この状況で力だと? お前達、もしかして影時間に適応しているだけではなく……ペルソナ使いか!?」

 そう叫ぶ美鶴だったが、タカヤの方はそんな美鶴の言葉に答えるでもなく、口を開く。

「シャドウは常に我々と共にあるもので、そこに災いが含まれるのも当然でしょう。また、人が人を襲うのも、これもまた当然。当然……つまりそれは摂理、自然の法則と言っても間違いではありません。ですが、貴方達はその自然の摂理を自分達の独善だけで変えようとしています。貴方達の正義は自然の摂理に反した、嘘や偽りでしかありません。そう正確に言うのであれば……偽善以外のなにものでもない!」

 美鶴と会話をするのではなく、自分の意見だけを言っているだけのタカヤ。
 話しているように見えて、会話が噛み合っていないその様子は、一種異様なものを感じさせる。
 そして、俺は以前にもそんな相手と会話をしたことがあった。
 ……そう、ギアス世界で戦った相手、シュナイゼルとだ。
 もっと、自我というべきものが殆どなかったシュナイゼルに比べると、タカヤの方は強烈なまでの自我が存在しているのだが。

「あんたら、本当は気が付いてるんやろ? 影時間を知る前に比べて、今の方が生き甲斐……充実感があるってことを。そんなに退屈な日々に戻りたいんか? 生きる目的そのものがなくなってしまうで?」

 タカヤとジン。
 ストレガと名乗った2人の言葉に、俺以外の全員が完全に呑まれてい
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