第三章
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「一番でないと駄目なのかとか言って」
「そうしてきています」
「そのうえで大阪まで攻めてきています」
「ジャビット団の今回の指揮官です」
「わかったわ、ほな二十六戦士の人達はジャビット団の連中を頼むわ」
兵隊である彼等をというのだ。
「それで僕はや」
「はい、その襟立女をですね」
「倒してくれますね」
「そうしてくれますね」
「そや、何かめっちゃ嫌な奴みたいやけどな」
このことは幸雄も話を聞いてわかった。
「そいつを倒してや」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「敵を倒して」
「そのうえで」
「そや、ジャビット団を撃退するで」
こう言ってだ、そのうえで。
幸雄は二十六戦士達と共に大阪港に向かった、すると多くの船にジャビット団の者達が乗っていた。
そしてその先頭にだ、蜥蜴をさらに目付きを悪くさせた感じの顔の白い襟を立てた作業服を着たショートヘアの女がいた。
その女がだ、先頭の船の船首で叫んでいた。
「一番じゃ駄目なんですか!?ヤジも飛ぶ位の酷い話ですよ!」
「あれか、ああいう大人になったらあかん様な」
幸雄はその襟立女を見て戦士達に問うた。
「そんな奴やな」
「ええ、本当に」
「見るからに酷い女ですね」
「それじゃあ僕達はジャビット団倒します」
「そして市長は」
「ああ、あの女倒すわ」
こう言ってだ、幸雄は二十六戦士達と共にだった。
上陸してきたジャビット団の者達と戦った、幸雄は襟立女と対峙した。襟立女は幸雄と対峙すると早速奇声を発した。
「ホンレーーーーーーーーーーッ!!」
「二重国籍女撃退アッパーーーーーッ!!」
幸雄な奇声を発した襟立女にいきなり必殺技の一つを繰り出した、するとその一撃をかわすことが出来ずまともに受けてだ。
襟立女は遥か東京まで吹き飛ばされた、そして国会議事堂の前に頭から逆さまに突き刺さってしまった。
襟立女が率いていたジャビット団の者達は皆二十六戦士達に倒された、こうして大阪の平和は守られた。
だが幸雄は市長室に帰って半ズボンのスーツ姿に戻ってから言った。
「今回の敵はやっつけたけどな」
「はい、またです」
「また脅威が来ます」
「大阪を脅かさんとする脅威が」
「また来ます」
「そやからや」
だからこそと言うのだった。
「次の脅威にも向かってや」
「そうしてですね」
「退けていきますね」
「大阪を守る為にも」
「そうしていきますね」
「そうしてくわ」
幸雄は市役所の人達に強い声で言った、襟立女は幸雄の一撃でその実力に相応しく呆気なく倒された。だが大阪の脅威はまだまだ続く。大阪を世界一の街にする為に戦え大阪幸雄、負けるな大阪幸雄。
だが朝はだ、いつも通りだった。
幸雄は母に叩きお起こされて
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