第八十八話 襲撃前にやるべき事を
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要じゃ」
「確かにそうでございますが」
「オフレッサー、黒幕たるフレーゲルを処罰せずに済してすまんの」
陛下の謝罪に皆が驚く。
「滅相もございません、陛下のお心使い臣は嬉しくてなりません」
「しかし、灸を添えてやらねば成るまい、そこでじゃ午後からブラウンシュヴァイクとフレーゲル達を呼んで居る、卿等も参加し予が灸を添えるのを見て居るのじゃ」
陛下は、いたずらっ子のように話している。
皆はそれを見ながら、陛下の凄みを益々感じるようになっていた。
その後、22日までは外部との連絡を取らないように命じられたあと、
陛下と共に昼餉を御相伴し一時的に休憩に入った。
■オーディン ノイエ・サンスーシ 休憩個室 クラウス・フォン・リヒテンラーデ
突如の陛下の御召しに些か慌てたが、まさかあの様な事件が起こって居るとは全く知らなかった。
現職の大将を憲兵隊が襲うとは何たる事だ。
しかも陛下の娘婿がその中心人物で有るとは驚きじゃ。
ブラウンシュヴァイク公はリッテンハイム候と共に、
国事を我が事のように壟断甚だしいからの、ここいらで灸をそえるのも良い考えじゃな。
真。陛下の御深慮が素晴らしくなってきたものじゃ、臣としても仕える楽しみが沸き上がってくるのう。
面白き時代になってきたモノじゃ、益々頑張るとしようか。
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次回フレーゲル一党に対しての罰が決まりますが、そんなに悪くはないですよ。
殺すと無駄になりますからね。
主に金髪苛つかせる為の餌ですから。
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