暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第八十話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
かったんだよ?」

ああ、そうだな…

「橙の言うことも最もだ…逃げろ箒!
ファランクス!」

side out











「ちぇんのいうことももっともだ…にげろほうき!
はらんくす!」

住宅街に差し掛かり、一夏が叫ぶと共に、サイオンが溢れ出した。

「橙!手筈通りだ!一夏のサポートとあの女の足止めを頼む!
五分で戻る!」

「わかったよほうき!
ますたー!れいにーでびるを縫い付けて!」

「もどる!?いやにげろよ!」

「行くぞ稲荷!」

『うん!箒!』

飛行術式キャスト!

待ってろ一夏…! 今日でケリを付けさせてやる!

side out














「行くぞ稲荷!」

そのまま戻ってくるなよ…!

しかし、そんな思考は、ファランクスが破られた事で、放棄せざるを得ない。

「ファランクスが破られた!?
バカな!?」

『ますたー!怪異を舐めすぎ!』

くそ…!

ヤツの拳を視ると、先日からあった貫通力高の情報強化だけではなく、グラムディスパージョンに類似した術式すら纏っていた。

「う…そだろ!?神原駿河の願いの為に術式を組んだってのか!?」

つまり昨日までのは対抗術式の為の布石…!

ニィ…とレイニーデヴィルが笑みを浮かべた。

そして、ヤツが、一歩踏み出した。

マズイ…!

「剛気功!」

レイニーデヴィルの拳と、剛気功のクロスガードが激突し、爆音を轟かせた。

「ぐぁ!?」

だが、体格差故に、俺が押し負けてしまう。

数メートル吹っ飛ばされた。

飛行術式を展開。

その勢いのまま、空中に逃げる。

「はぁっ…はぁっ…!」

剛気功は、正確には魔法ではない。

その上、術式の性質上ファランクスには組み込めない。

だから、剛気功の対抗術式をヤツは持っていない。

「ヤツは空中なら追ってこれない…
最悪朝までこのままだが…まぁ、いい」

だけど、その考えすらも甘かったと思い知らされた。

ヤツが屈伸したかと思うと。

目の前に、ヤツがいた。

「!?」

「ヒャァァァァァァァ!」

「ガッ……!ハッ…!」

ゴプリ、と血が喉の奥から溢れてきた。

視線を、自らの胸に向ける。

ヤツの、腕が、胸を、貫いていた。

「この高さをかっ…!?」

神原駿河の十八番は、ダンクシュート。

必要とされる跳躍力は、必然的に大きな物となり、それを怪異によって強化された彼女の脚力は…

地上十数メートルの俺の胸を貫く程のエネルギーを産み出していた。

「えぐず…ぷろー…じ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ