暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第七十九話
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
魔法『切陰』>と呼ばれる不可視にして不可避の刃。
肉体を一切傷付けず、精神を斬る魔法。
それが、紙一重の距離で、神原駿河の首に当てられていた。
「警告はしたぞ。神原駿河」
フッと切陰が消え、箒が柄をクローズした。
そして、神原駿河は、俺達から離れていった。
「お、おい箒?」
「どうした一夏?」
「いや、どうしたもこうしたも…」
「なに、私の自己満足だ気にするな」
拝啓、あの世の両親へ。
箒がバイオレンスです…
箒が神原駿河に呪詛を呟き、それを分解しているといつの間にか放課後だった。
ていうか途中から俺の分解速度越えようと躍起になっていた。
呪詛を送るのはどうかと思わなくも無いが、手段と目的を取り違えてませんかね?
あ、あと途中で箒がホモに向けた呪詛は放置した。
で、だ…
「よう、来てやったぞ」
「ああ、あがってくれ」
そうして彼女の私室に通されたのだが…
「コレで良いのか直江津高校のスター…」
「散らかっていて済まないな」
「なぁおい、全部焼き払っていいか?
安心しろ家には一切傷を付けん」
「それは困る」
「じゃぁ俺に30分寄越せ。話はそれからだ」
ゴミを全て分別してゴミ袋に突っ込み、散らばっている本(BL)を部屋の隅に積み上げ、衣類を全て洗濯篭に押し込め、漸く床が見えた。
その後群体制御で集めたホコリを燃やした。
「さぁて、話を聞こうか。被告人」
座布団に座り、彼女と向かい合う。
「……そうだな。
何処から話した物か…」
その後は、彼女に腕を見せてもらい、左手に宿る怪異の話を聞いた。
そして、俺から、一つ質問をした。
「アンタの左手に宿った怪異についてはわかった。
だが、何故俺を襲う?
俺は別にひたぎさんと恋仲ではないぞ。
アンタに嫉妬される理由がまるでわからん」
彼女の答えは、それはそれは真っ当かつ不当な物だった。
「ああ、そうだな…君は戦場ヶ原先輩とは、そういう関係ではない。
それは、知っている。知っているが…」
と、そこで区切り…
「それを知ったのは、既に私がこの腕に願った後だった」
なんと単純だろうか。
要するに、ただの勘違いだったという事だ。
「私は、納得した。納得したんだ。
だけど、それでも…」
彼女は言った。
「感情は、どうにもならなかった」
「そうか…そうかそうか」
なるほど…
「はっはっはっはっは!コレは傑作だ!」
そんな事かよ! 今まで考え込んでいた俺がアホみたいだ! 勘違い? その可能性は考えていなかった!
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ