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とある3年4組の卑怯者
114 前進(つぎなるみち)
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した時、彼女に自分のスケート姿を見せた事を思い出した。
「それじゃあ、明日はまた学校だ。父さん、母さん、そろそろ帰ろうか」
「ああ、そうだね」
 藤木は両親と共に清水へ帰ることになった。リリィ達もまた、ヒデじいの車で清水に帰る事にした。

 藤木は清水に帰ってきた。そして手紙を書き始めた。

 堀さん

 中部大会に出場しに松本まで行ってきました。そしたらまた金賞を獲ったんだ。これで今度は全国大会に進むことになったよ。僕の目標の世界一にまた一歩近づいてきたような気がするよ。今度またいつか一緒にスケートしに行けたらいいね。それではさようなら。

 藤木

 藤木の功績は後に学校にも連絡が来た。藤木は再び朝礼の際に表彰を受ける事になるのであった。
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