第19話:領内改革!(その2−5)
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教育には屋敷内での行動に関する実習もありますから、アニーの指示に従って、しっかりと覚えて下さい。
昼食を挟んで午後は読み書きと算術の教育です。こちらの講師はゾフィーさんと私になります。途中休憩を取りながら午後一杯行います。
何か質問はありますか?無ければ私の方からは以上です。それではこの後はアニーに任せますので、皆さんはしっかりと教わって下さい。」
こちらはアニーに任せておいて大丈夫でしょう。僕は急いでメイジが集まっている屋敷の部屋に向かいます。
「お早うございます。こちらに土メイジの方はいますか?」
そう聞くと、5人のメイジが集まってくれました。父上の言っていたとおりですね。
「いらっしゃいませ、アルバート様。お待ちしておりました。私はヴィルムと申します。土のメイジでトライアングルです。」
「ヴィルムさん、よろしくお願いします。すでに父上から連絡があったと思いますが、新しく雇った人たちの家を作らなければならないので協力をお願いします。皆さんも忙しい事と思いますが、よろしくお願いします。」
「はい、伯爵様から伺っております。それで、どのような家を作るのでしょうか?」
「この設計図を見て下さい。全部で5枚の図面がありますが、この通りの建物を作って欲しいんです。独身者用の寮は2棟で女性用と男性用になります。家族用の家は一軒やで、10棟お願いします。それから少し大きくなりますが、食堂1棟と公衆浴場1棟です。材料は出来るだけ良いものを使って、丈夫な建物を作って下さい。
建設する場所は、屋敷の敷地の南側にある平地が良いでしょう。5枚目の図面に建物の配置が書いてありますので、それを参考に配置して下さい。
この建物の数で、どれくらいで出来ますか?」
ヴィルムさんが設計図を確認しています。
「これ位なら、3日もあれば出来るでしょう。内装もこの図面の通りで良いんですね。」
「ええ、図面の通りでお願いします。住んでみれば足らないような物も出てくるかもしれませんが、その時は後から作りますから大丈夫です。」
「解りました。すぐに掛かります。」
これで寮の方も良いでしょう。それぞれの寮に10人位入れるお風呂も作るので毎日汗を流す事が出来ます。一軒家の風呂は3人位入れる大きさですが、十分でしょう。
公衆浴場が出来たらお風呂の壁に日本の銭湯のような富士山でも書きたい気分です。
食堂の方は専門のコックを雇わないといけません。屋敷のコックではこっちまで面倒を見られないでしょうから、どこかに良いコックはいないでしょうか。トリステインの魔法学校にいるマルトーさんが来てくれたら良いのですが、ちょっと無理でしょうね。
食堂が運用されるようになったら、是非とも味噌としょうゆが欲しいです。
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