ペルソナ3
1975話
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強くなってきたという事もあって、炎獣を生み出していなかったしな。
コロマルの場合は……動物同士という事で、どう思うか分からなかったというのもあるし、何よりコロマル自身がそれを嫌がりそうだったというのもある。
いや、意外とコロマルなら子犬型の炎獣を生み出せば、それが面倒見がよくなるか?
ともあれ、今のコロマルは十分に強い。
元々人間は普通の中型犬を相手にしても本気で戦えば勝てないといったくらいの戦闘力の差が、犬と人間の間にはあるのだ。
そう考えれば、コロマルに炎獣の護衛はいらない筈だというのは、間違いなかった。
「とにかく、炎獣の護衛がいれば、もし何かあっても守ってくれるのは間違いない。こう見えて、かなり強いからな。それはゆかりが証明してくれている」
その言葉に、その場にいる多くの者の視線がゆかりに向けられる。
そんな視線を向けられたゆかりは、一瞬戸惑ったものの……やがて、頷く。
「炎獣は敵が攻撃してきても、殆ど確実にその攻撃を防いでくれるわ。もっとも、乱戦になると、色々大変になりそうだけど」
そう告げるゆかりの言葉に、ようやく皆が納得する。
いや、何で俺の言葉で納得しないんだよ。
そんな突っ込みを入れたくなるも、今までの経験からだと言われれば、こっちもどうしようもないので、それ以上は口にしない。
「とにかく、先に進むとしよう。イレギュラーシャドウがどんなのか分からないし、早めに対処するに越した事はないだろうし」
その言葉に全員が頷き、その扉の向こうに進む。
扉そのものは楽に開ける事が出来たのだが……
「おや、皆さん。随分と早かったですね。本来ならもう少し時間が掛かると思ってたんですが……」
その扉の向こうにいる人物に、そんな声を掛けられるのだった。
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