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転生とらぶる
ペルソナ3
1975話
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はい、分かりました。……ルキア」

 召喚器を頭部に当ててルキアを召喚する山岸。
 そしてルキアの側には、何があってもすぐ対応出来るようにだろう。有里の姿があった。
 こういう言い方はどうかと思うが、まさに山岸の騎士といったところか。
 もっとも、それを言えば有里はともかく、山岸は顔を真っ赤にして照れるだろうけど。
 まぁ、山岸のルキアは他のペルソナとちょっと違って、基本的に移動出来ないしな。
 ルキアの下半身に山岸が埋まっている……もしくは飲み込まれているという形である以上、それも当然だろうが。

「……やっぱり地下です。けど、地下なせいか、しっかりとイレギュラーシャドウの感覚を全て掴むのは無理です」
「ふむ、そうか。そうなると、少し厄介だな。山岸が言う通り地下だからなのか、それともイレギュラーシャドウが妨害電波のようなものを出しているのか」

 これまでのイレギュラーシャドウの能力から考えれば、妨害電波のようなものを出していると言われても、決して否定出来ないのが痛いところだよな。
 山岸がルキアの召喚を解除、申し訳なさそうに告げる。
 美鶴はそれに対して気にするなと首を横に振り、次にアイギスに視線を向ける。

「アイギス、お前のデータにその陸軍基地に続く場所がどこなのかはないのか?」
「あります。向こうの方です」

 そう言ったアイギスが指さしたのは、まさに廃墟と呼ぶに相応しい建物。
 放棄された地下基地に続くと言われれば、なるほどと納得してもおかしくはない場所だった。
 取りあえずここにいても意味はないという事で、全員でそちらに向かう。

「それにしても、陸軍基地か。どんな場所なんでしょうね。拳銃とかあったりして」

 若干嬉しそうに順平が呟くのは、やはり普段からゲームをやっているだけあって、銃とかに興味があるからか。
 ……現在の俺達の状況が思い切りゲーム以外に見えないんだが、それでもやはり順平はゲームとして楽しむのだろう。
 もっとも、この世界の原作がゲームなのか、それとも漫画、アニメ、小説といったものなのか、それは俺にも分からないが。

「もし銃とかあっても、戦後ずっとそのままにされていた以上、間違いなく壊れていると思うぞ。迂闊に触るような真似は……ましてや、撃ってみようなどと思うなよ。岳羽の回復魔法があっても、指が千切れればどうしようもないのだからな」
「ひぃっ!」

 脅すような美鶴の言葉に、自分の腕がなくなっている光景を想像したのか、順平の口からは短い悲鳴が上がる。
 まぁ、実際何十年も放置した拳銃とかがまともに使えるとは思えないしな。
 もっとも、どこかのミリタリーマニア辺りに売ればいい金になるだろうけど。
 いや、拳銃なんだし、銃刀法違反になるのか?
 ともあれ、ア
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