番外編2 金田一少年の事件簿:天草財宝伝説殺人事件
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解いてくれってね」
「ボクも四郎でいいですよ。ボクは父の代理ですよ。足を怪我してしまって案内できなくなってしまったんです」
「なるほどね。あ、俺も龍斗でいいよ。それにしても財宝かぁ……」
「お?お?龍斗も財宝に興味があるのか?それなら一緒に探すか?ねえ、いつきさんいいだろ?」
「え?」
「おおー!有名人の緋勇龍斗が同行したルポか!!いつもの購買者以外もターゲットに出来そうだな!どうよ、和田ちゃん!」
「そら盛り上がりまんな!わてはかまへんよ…あ、でも宿泊先とかの問題もあるさかい龍斗はんには一時別行動してもらなあかん事になるんやけど…」
なんか妙な方向に話が流れてしまったな…まあ、いいか。ちょっと気になるし。
「そちらがいいなら是非とも。もし決まっていないのなら簡単な料理を振る舞いますよ」
「おお!そりゃあいい!!噂に聞く緋勇龍斗の料理か!!今回のルポはついてるな!」
「ほんまやな、いつきはん!!緋勇はんはむっきむきやし、頼りにしてよさそうや!!」
「そういえば、なんで天草の財宝伝説を題材にしたんです?お金に困ってるとか?」
「!!」
ん?和田さんの心音が跳ねた?それに微量な殺気?おいおい、いくら風呂場の狭い距離だからって今は能力開放してないぞ?いやまあ、この「緋勇」の身体のスペックなら素でも出来るけどさ……こりゃきな臭いな…
「いや龍斗。そりゃあオメーも高校生なら万年金欠のようなもんだろ?お金欲しいじゃん?」
「あ、いや。俺はもう自分で稼いでるし。管理は信頼できる人に任せているから自分じゃそう簡単に使えないけどね」
「へえ。そういえば料理人なんだってな。いくらぐらい貯金あるんだ?」
「えっと…高2に上がった時で…3億?」
出せないもので言えばトリコ世界の「黄金の沼」の砂金から精製した黄金がたんまりあるけどね。コナンで出せば脱税ってなっちゃうんだろうけど。
「「「ぶーー!」」」「!?」
あ、いつきさんと和田さんと一が吹いた。
「な、な、なな、んだとーー!?」
「いや、なんか国内だとそうでもないんだけどな。国外で呼ばれたりすると俺を雇うのにいくらいくら使った、みたいな金持ちの見栄?みたいなのがあったりするらしくて結構な額がもらえるんだよ。王族との専属契約とかを数億で持ちかけられたりしたこともあるしな」
「「「「…………」」」」
あ、唖然としてる。でも前世に比べたら本当にコツコツと少しずつ積み重ねて来たものだからなあ。前世じゃ「包丁一振り一億円」と呼ばれる人が居たり、俺も開いていた店の売り上げは「食材調達:俺」「調理:俺」でほぼ丸々利益だったし。途中からは普通に国が買える財力はあったかな…うん?一がものすごい胡散臭い、もとい疑惑の目を向けてきてるな。
俺は露天風呂の外縁に植えてあ
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