番外編2 金田一少年の事件簿:天草財宝伝説殺人事件
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人組はほくほく顔だった。
「……なんだろうな、龍斗」
「ん、なに?」
「うん、たっくん。なんか去年は妙に血なまぐさいことに巻き込まれ過ぎじゃない?この後お祓いに行こう?」
「……まあ「緋勇」の男子が人間にやられるなんてことは無いだろうけど…気を付けろよ?」
「あ、はは。父さんの言う通り俺は大丈夫だからそんな泣きそうな顔をしないで?母さん」
そんなこんなで騒がしい緋勇家の居間の様子を、壁に飾ってある慶長小判が見守っていた。
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