369部分:第二十八話 余命その十一
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す」
そうだというのだ。うどんもまた。
「関西のそれとは全く違います」
「同じ日本であっても」
「全く違います」
義正はこう言い切った。
「それは驚く程です」
「そこまでなのですか」
「はい。ですが私は」
「義正さんはですか」
「やはり関西のものが好きです」
そのだ。関西のつゆがだというのだ。
「馴染みもありますし」
「そうですか。馴染みがですか」
「はい、あります」
まさにそうだとだ。義正は微笑み真理に話すのだった。
「私には関西の味がいいです」
「では私もですね」
「関西の味にしましょう」
二人で話してだった。
「またお蕎麦を食べる時も」
「そしてうどんもまた」
「では」
こうした話をしてだった。二人はだ。
新年を迎えた。二人にとっては運命になる、その一年を迎えたのである。
第二十八話 完
2011・10・5
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