第三十一話 -世紀末の魔術師(4/6)-
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てこねえってことはオレの逮捕は警察や探偵に、あの工藤新一に任せるってことだ。だがオレが工藤新一に手を出せば…」
「俺がポリシーを破ってお前を捕まえて阻止する…か」
「ああ。オメーは随分と身内に甘えらいしいからな。オメーは敵にまわせねえよ」
「それで貸1か…」
「そう言う事。と、そろそろ電話も終わりそうだな。……しっかりコナン君を連れてきてくださいね?龍斗君」
「はいはい……」
白鳥さんの声でそう言うと彼は去って行った……しまった。なぜエッグを狙うのか、あと大阪の被害について文句を言いそびれちまった。
「あれ?龍斗、どうしてここに?」
「どうしてって…新ちゃんが飛び出して行って心配になった蘭ちゃんの代わりに迎えに来たんだよ。いっつもこんなことしてたら蘭ちゃんが犯人に出くわして危ない目に合うかもしれないんだから自重してくれ」
「わりぃわりぃ。まあでも龍斗なら大丈夫だろ?今から現場行ってくる!!」
こ、こいつ悪いなんて塵ほども思ってないな。
「はあ、じゃあ俺もついてくよ。一人で戻っても意味ないし」
俺は新ちゃんとともに再び寒川さんの殺害現場に向かった。現場に向かっている最中、西野さんを釣れた目暮警部たちと遭遇した。
「お?龍斗君じゃないか。ダメじゃないか勝手に動き回ったら。ラウンジで待機してないと困るよ」
「すみません、目暮警部。この子を見つけるのに手間取ってしまって……」
そう言って新ちゃんを突き出す。恨めしそうな顔をしているが事実だし迷惑かけられてるし甘んじて受けなさい。
「たく。この坊主はいつもいつも!」
「すみませんが一緒に行動させていただいても?」
「まあ、ラウンジに二人で帰すわけにもいかないししょうがないか」
「龍斗君はともかく、オメーは大人しくしとけよ!?」
「はーい(なんだよ龍斗はともかくって)」
不満そうにしてるけどソレは自業自得だよ新ちゃん…
―
その後西野さんお部屋に移り、軽く捜索をすると高木刑事がベッドの下から寒川さんのネックレスを発見した。これで西野さんが犯人と結論付けられそうになったが新ちゃんが西野さんの枕がもみがらであることから、彼が羽毛アレルギーではないかということに気付き犯人説を否定した。
その時、キッドが新ちゃんを睨めつけそれに気付いた新ちゃんは勢いを落としたが犯行現場の枕が切り裂かれ、羽毛だらけになっていたことから彼に犯行が不可能であると語った。
結局、その場では彼の体質までは分からないので一同はラウンジへと戻ってきた。
そこで史郎さんが証人となり彼の羽毛アレルギーが証明された。
その後、新ちゃんは阿笠博士に教えてもらった右目を狙い撃つ強盗「スコーピオン」の存在を示唆した。調子に乗って推理を披露していたがなぜそんなことを知
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