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名探偵と料理人
第二十八話 -世紀末の魔術師(1/6)-
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っと高額だったみたいだけども。

「とにかく、エッグの話はまた後日改めてということで」
「分かりました」
「仕方ない、今日の所は引き上げるとするか」

セルゲイさんと乾さんがそう言い、四人は席を立った。彼らが帰る際に西野さんが桐箱を抱えて会長室に入ってきた。彼らが帰ることに気付き、西野さんは立ち止まりお辞儀をしていた。

「!?」

ん?寒川さん、西野さんを見てぎょっとしてたけど知り合いか?

「会長、エッグをお持ちしました」
「ああ、ご苦労さん。テーブルに置いてくれたまえ」
「はい」

そう返事をした西野さんはさっきまでセルゲイさんたちが囲んでいた机に桐箱を置いた。

「さあ、みなさん。どうぞ」
「わあ、エッグ見せてもらえるんだ!」
「見た目は大したもんじゃないよ」
「そうなんです?」
「ええ、だって私が子供の頃知らないでおもちゃにしてたから。もしかしたら蘭や龍斗君も見覚えあるかもしれないわよ。うちに遊びに来た時に見てるかも」
「んー?どうだろうね」
「とりあえず、見せてもらお?」

そう言いあいながら、俺達は机を囲んだ。史郎さんが桐箱を留めていた青い紐をとき、蓋を持ち上げエッグが姿を現した。


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