第二十七話 -黒の組織との再会-
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鉄道橋から飛び降りたまでは良かった。奴らはしっかりと彼女(大人ver)の指紋付き松葉杖も回収したのは匂いで分かった。これで死んだと思ったらいいし、生きている考えても群馬に調査員を釘付けに出来れるのでどっちに転んでもいい。
そこまではよかったんだが、欲目を見せて奴らのアジトでも抑えとこうと逆尾行を始めたのが間違いだった(もちろん変装を解いて服も変えて)。アイツら何人の人を経由してんだよ。松葉杖だぞ?尾行してて5回ほど人を経由したところで深夜を回っていたので自宅に戻った。あわよくばAPTX4869の現物をお土産にしようと考えてたけどよくよく考えればあるかどうかも分からないしね。
そんなこんなで俺は変装に利用した服はワープキッチンの保管庫にしまい、風呂に入って寝た。
「…それで?私たちに連絡も入れずにぐーすか寝てて今何食わぬ顔で来たってこと?」
「はい…」
「私も工藤君も博…士は寝てたけど寝てないのに?」
「はい……」
なぜか…いや理由は分かり切ってるけど俺は正座していた。博士と新ちゃんは苦笑いだ。
「反省してる?」
「反省してます…」
「ならいいわ。…ありがとぅ」
「え?」
「な、なんでもないわ。罰として今日は一日あなたがウチの食事当番よ。いいわね、博士!?」
「お、おうもちろんじゃよ?」
「あ、じゃあ俺もご相伴に預かろうっと」
顔を上げるとうっすら赤い顔でそうのたまった哀ちゃん。…仕方ない、なら今日は心を込めて給仕に徹するとしますかね。
「ああいうのってなんて言うんじゃっけ?」
「ああ、ツンデレだな」
「誰がツンデレよ!!」
「「ひぃ!」」
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