第八十七話 重臣会議
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取りあえず。職場からUP
寒いです。
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第八十七話 重臣会議
帝国暦480年8月7日
■オーディン ノイエ・サンスーシ会議室
この日の昼過ぎ、エーレンベルク元帥から会議がある為、ノイエ・サンスーシに参内せよと命じられた、
ライムバッハー上級大将及びオフレッサー大将の両名は会議室にて、
エーレンベルク元帥と会い皇帝陛下の御臨席があると聞き驚きを隠せないで居た。
特に事情を知らないライムバッハー上級大将は何が起こるのか不安そうにしていた。
皇帝陛下がブレンターノ准将とケスラー少佐を伴い会議室へ現れると全員が立ち上がり最敬礼を行う。
それを見ながら、皇帝はにこやかに挨拶を行う。
「皆の者今日は大儀である」
代表してエーレンベルク元帥が挨拶を行う。
「皇帝陛下におかれましてはご機嫌麗しくぞんします」
「うむ、今日は卿等に忌憚なき話をして貰いたいので礼節は無用じゃ」
ブレンターノとケスラーが資料を配り始める。
知りように目を通す、エーレンベルク元帥とオフレッサー大将は大体のことを知っている為、
さほど驚きはしないが、ライムバッハー上級大将は驚きを隠せない。
「皆の者、今日集まって貰ったのは、昨夜遅くにオフレッサーの館が襲撃されたことについてじゃ、それについて今より此処におる、ケスラーに説明させる」
「ケスラー少佐と申します、今回の事については他言無用にお願い致します」
皆が頷くのを見て、ケスラーが話し始める。
「本日未明、オフレッサー閣下邸が賊に襲撃を受けました。
賊自体はオフレッサー家の方々が撃退し逮捕しましたが、その際憲兵隊と戦闘が起こりました」
「何故憲兵隊と戦闘になったのかね?」
ライムバッハー上級大将は不思議がる。
「問題は其処であります。襲撃犯は44名であり、その者達はある人物の指示で襲撃を行ったのです。
そしてその襲撃犯の口封じを行う為に憲兵隊が動いたのです」
「なんですと、それは由々しきことではありませんか」
「つまり、襲撃自体が憲兵隊指導で行われたのです。
本日未明憲兵隊副総監クラーマー中将を逮捕し取り調べた結果、全体の関与を認めました」
「なるほど、しかし何故クラーマーはオフレッサーを襲ったのですか?」
「ライムバッハー、それは予のせいじゃ」
皇帝が話すとライムバッハー上級大将は驚く。
「陛下いったい何が起こりましたのでしょうか?」
「うむ士官学校の戦技教官をオフレッサーに命じたのは知っておるな、
その生徒の一部が嫌がって悪戯を仕掛けたのじゃが、その中にクラーマーの息子が居って、
悪戯の実行をクラーマーに頼んだ訳じゃが、クラーマーが
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