第八十七話 重臣会議
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「そうですな、受け取りにいきましょう」
帝国暦480年8月7日
■オーディン 帝国軍士官学校
士官学校で突如として装甲擲弾兵の駐屯地への帰還が始まった。
校長や教官には、装甲擲弾兵自身の訓練のために各地に増派するためにベテランを連れて行くためと説明され、皇帝陛下の許可も受けたと説明があった為、なんの混乱もなく夕方には帰還していった。
校長はやっと一部でも問題が片づいたとほっとしており、
今夜は久しぶりにゆっくり眠れると安心していた。
フレーゲル一党は、ブラウンシュバイク公に頼む前に装甲擲弾兵が帰還した事を喜んでいた。
「見ろ、あの筋肉馬鹿共がしっぽを巻いて逃げていくぞ」
「フレーゲル殿、我々の勝利ですな」
「クラーマー、卿が勲功第一じゃ、親父共々要職に就けて貰えるように伯父上に話しておくぞ」
「フレーゲル殿、ありがたき幸せです」
「いやはや此所まで図に当たるとは思いませんでしたな」
「ヒルデスハイム、それよ正に図に当たったのだな」
「ハハハ、愉快ですね」
「ハハハハ、そうよ此で又、我らの天下だ!
早い内伯父上に頼んで校長への圧力をかけて又以前のようにしなければなんぞ」
「此もすべて、フレーゲル男爵のおかげでございます」
「ハハハ、愉快だな」
「所で、逃げたコルプトはどうしますか?」
「あー、あんな臆病者、親父からして伯父上に付いたり、リッテンハイムの付いたりする卑怯者よ。
我々の力で放校処分にしてくれよう、或いは最前線へ送ってしまうのも一興だな」
「ほんに、そうですな」
「あははは、イゼルローン外縁の不毛の惑星へ送るのも一興ですな」
「追々考えようぞ」
馬鹿共の宴は深夜遅くまで続くのであった。
無論すべて録音録画済みであった。
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装甲擲弾兵自身の訓練のために各地に増派するためにベテランを連れて行くためと説明され、ですが次のように修正してくれと来ましたが、士官学校にいるオフレッサーの部下達を全国各地の装甲擲弾兵の訓練の指導員として、現地に赴任させるためと説明され。
ですが、全国の装甲擲弾兵ではなくオーディンの装甲擲弾兵を各地へ訓練でおくるので原文で良いのです。
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