第八十七話 重臣会議
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曲解して大襲撃を行ったのじゃ」
完全な話にエーレンベルク元帥以下が驚く。
「それでは、単なる悪戯が大事になったわけですか」
オフレッサー大将が頷くながら話す。
「陛下そうなりますと、クラーマーは重罪ですが、同じく悪戯示唆した者も重罪です」
ライムバッハー上級大将が話す。
「憲兵隊は軍務省の管轄ですから、小官の監督不行きといえます」
エーレンベルク元帥が謝る。
「エーレンベルク、卿だけのせいではない。予が憲兵隊を放置して居ったのも問題なのじゃ」
「陛下」
エーレンベルグは今朝言われたが、何度言われても感動するのである。
それを見ている、ライムバッハー上級大将、オフレッサー大将、ブレンターノ達も陛下の度量の大きさに感動を覚えていた。
「今回の事で憲兵隊が腐っていることが判ったので、大掃除をすることにしたのじゃ、
しかしじゃ相手は憲兵隊、武力もあるので装甲擲弾兵を実働戦力として使い。捜査を宮中警備隊に任せることにしたのじゃ、その為に軍務尚書と装甲擲弾兵総監には協調して協力して欲しい」
「陛下、お任せ下さい」
「御意」
「そこで、準備が済むまで他言無用じゃ、詳しくはケスラーに任せる」
「「「御意」」」
「説明致します。今回宮中警備隊の指揮はブレンターノ准将が取り、小官が副官を務めます。
捜査員は宮中警備隊が請け負いますが、実力行使に対しては装甲擲弾兵にお願いします。
まずオーディンの憲兵隊総監部を徹底的に内偵捜査します。
その後一ヶ月半後を目処に憲兵隊総監部を始めとして、帝国全土の憲兵隊を捜査し膿を一気にぬきます。
機密保持のため、連絡は必要最小限とします。また捜査戦力確保のため。
士官学校に赴任中の装甲擲弾兵は一旦駐屯所に帰還してもらいます。
必要戦力は5日後にオーディンを出発帝国全土へ向かいます」
みんな頷いている。
「では、よろしくお願いいたします」
「任して頂きましょう」
「腕が鳴ります」
「陛下のご期待に添える様に致します」
「うむ、エーレンベルク、ライムバッハー、オフレッサー、ブレンダーノ、ケスラー頼むぞ」
「「「「御意」」」」
陛下が退室した後、皆が顔を見合わせながら、XDAYを待つ為に準備を始めようと思うのであった。
■オーディン ノイエ・サンスーシ 会議室隣の小部屋 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
爺様と私で観察を行いなったけど、皆やる気を起こしてくれているようです。
特にエーレンベルク元帥は、失点回復の為に頑張ってくれそうです。
お父様もフレーゲルの事は誤魔化して旨く纏めましたし、
装甲擲弾兵を士官学校から返すのは、フレーゲル一党を油断させるためでも有るんですよね。
事実を突きつけられたとき、どんな
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