因縁
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「あーっ!誰ッスかこんなイタズラしたの!」
影山くんの顔を見て円堂くんが笑う。
「ぶはーっ!なんだ壁山その腹は!?」
「わはははっ!腹に顔が描かれてるでやんす!」
「ひどいッスよ木暮くん!ちょっと居眠りした隙に?」
「うししっ!よく似合ってるぜ〜」
そう壁山くんに落書きした犯人それは漫遊寺中の木暮くんであった。木暮くんは私たちがキャラバンで発進した後にキャラバンの中からひょっこっと顔を出したのだった。瞳子監督はその後漫遊寺中の監督などに連絡を取り、本人、学校側の了承のもと雷門中のメンバーに加わったのだった。
「みんな静かにして。次に戦う相手が決まったわ」
瞳子監督が私たちに向けてそう話す。
「えっ、次の相手?まさかまたイプシロンから襲撃予告が来たんですか?」
円堂くんが瞳子監督にそう話す。
「今朝、理事長のもとにこんな映像がとどけられたの」
瞳子監督はそう言い、少し間を空け鬼道くんに話す。
「?鬼道くん」
「?なんです?」
瞳子監督は目を瞑りながら首を軽く首を振った。
「いいえ。それじゃ再生するわよ」
瞳子監督がDVDを映すとそこには驚くべき人物の映像が映し出された。
『久しぶりだな。イナズマイレブンの諸君』
そこに映し出された人物はあの影山だったのだ。
「か、影山!?」
「刑務所に入ってたんじゃないッスか!?」
そんな声が聞こえる中で。鬼道くんも呟く。
「?影山!」
『クッククク?。私はエイリア学園の力を借り、地獄の底から蘇った。四国、愛媛にて待つ?。貴様らを葬るためのチーム「真・帝国学園」と共にな?。待っているぞ鬼道?。そこにいるんだろう?お前には特に最高のゲストを?用意しているからな?』
「真・帝国学園?!」
影山の映像が終わるとともに鬼道くんが口からそう漏らす。
「しかもエイリア学園って言ってたぞ?もしかしてあいつエイリアと繋がっているのか!」
風丸くんの言葉を聞いて瞳子監督は頷く。
「間違いないでしょうね。脱走現場から黒いサッカーボールが発見されたらしいから」
瞳子監督の言葉を聞き染岡くんも拳を握りながら話す。
「あんにゃろー。まだ性懲りもなくそんなことやってんのかよ」
私が辺りを見渡すと鬼道くんの顔色が優れないことに気付いた。
「鬼道くん大丈夫?ぼーっとしてたけど?」
「??」
鬼道くんの沈黙を感じ取った黒薔薇くんが私に声を掛ける。
「そっとしておけ天空橋。俺も鬼道も影山のもとに居た。だが俺以上に影山との関わりが多かった鬼道にとって影山という存在は思うところがあるんだろう」
「?うん、そうだね」
すると今まで話をしていなか
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