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儚き想い、されど永遠の想い
364部分:第二十八話 余命その六
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「さて、まずはお餅にしましょう」
 正月に欠かせないだ。それを最初にだというのだ。
「餅屋はあちらです」
「こちらですね」
「はい、こちらです」
 案内されたのは商店街の中にあるその餅屋だ。店の前は客でごった返している。 

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