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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第六十七話
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ンクスやらミサイルやらの照準ほどのプレッシャーも無ければ、刀のような鋭さもない。
剛気功やらジークフリートを使えば肌が露出していようと鉄壁の防御を誇る。
仮にそれらを貫通したとしても瞬時に再生できる。
「カッターナイフ程度じゃぁ死なんよ。
そうさなぁ…核でも使わない限り俺は死なん」
「不死身の吸血鬼だとでも言うのかしら?」
「おあいにく、俺の"肉体"は人間だよ」
「含みのありそうな答えね」
「さぁ?どうだろうね?」
「…………」
ジーっと見つめられ、嫌な汗が吹き出る。
「な、何?」
「いえ、今日は先日のお礼を言おうと思ったのよ」
「今から礼を言おうって相手の首筋にカッターナイフ当てるか普通?」
「それはそれ、これはこれよ」
「礼ねぇ…」
礼…何に対してだろうか?
彼女が"おもしかに"から『重み』を取り返す手伝いをした事だろうか?
だけど、それは俺の自己満足だ。
本来なら暦さんが背負う義務を掠め取ったような物である。
「礼はいらんよ。俺の自己満足だから。
俺はアンタを憐れみで助けたに過ぎない」
「そうかしら?」
「そうだよ」
「なら私のお礼も受け取っておきなさい。
私の自己満足だから」
「はは、一本取られたな」
「それで、お礼がしたいのだけれど、私は何をすればいいかしら?」
「は?」
「毎朝裸エプロンで起こしてあげましょうか?」
「せんでいいせんでいい」
ったく…
「あら?一本取られたのだから何か要求しなさい」
「なぜ上から目線…」
にしても…礼ねぇ…特に欲しい物は…
「あ」
そうだ。彼女なら持っている筈だ。
「じゃぁ、貝木泥舟のアドレスと番号を教えてくれ。
それで十分だ」
「……………」
彼女は、とても不満そうに携帯電話を取り出した。
「あの詐欺師の番号なんてどうするのかしら?」
携帯電話を差し出しながら問われた。
「うーん?少し詐欺の依頼をするだけさ」
掴もうとした携帯電話がヒョイと逃げた。
「んだよ。こちとら敵が多いんだから少しくらいは裏の力も欲しいんだよ」
「敵?学生相手に随分と過剰戦力ね」
「学生?そんなチャチな物じゃねぇよ。
女性権利団体のアホ共さ。
奴等にとって、俺はブリュンヒルデの汚点でしかないからな。
つい先日も暴力団を差し向けられたばっかりさ」
「本当かしら?」
「だったら今度四ツ葉興業の事務所行ってみな。
地下に暴力団の鉄砲玉が捕らえてあるぜ」
「何故知ってるのかしら?」
「そいつァ言えねぇなぁー…」
五秒程の間、彼女と視線を交わし
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