第二章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「そうしているらしいよ」
「そしてね」
「もうだよ」
「いじめられっ子も自殺する寸前だよ」
「この前見るに見かねたいじめられっ子の友達が僕達に言ってきたけれど」
「これは何とかしないとね」
「よし、それは僕が解決するよ」
喜平次は自ら申し出た。
「そうするよ、いいね」
「よし、じゃあね」
「このことは君に任せるよ」
「どうもあの岩清水が動きはじめてるらしいけれど」
いじめっ子を制裁すると称して正義をかざして徹底的に嬲りものにしてこれ以上はない位に惨たらしい死を与える輩だ、大阪二十六戦士達にとっては忌むべき輩だ。
「この件の解決を頼むよ」
「いじめられっ子を助けてくれ」
「そして猫も」
「そしていじめっ子グループも成敗してくれ」
「ただ残酷なことはしないでくれよ」
大阪二十六戦士は正義と平和、大阪のそれを守ることを義務としている。それでそうした人の道に反することは絶対にしないのだ。
「成敗するとしても一撃だ」
「それで済ませてくれ」
「学校のことは市長さんに話しておくよ」
「あの人にね」
「頼むよ、そっちは」
喜平次は仲間達に応えた、こうしてだった。
喜平次はすぐに連絡をしてくれたいじめられっ子の友人のところに行った。そのうえで彼に詳しい事情を聞いた。
「来てくれてすいません」
「いや、いいよ」
喜平次はその友人に微笑んで返した。
「こうした時に何とかするのがね」
「大阪二十六戦士ですか」
「だからだよ」
こう彼に答えた。
「お礼はいいよ、当然のことだから」
「そうですか」
「それじゃあね」
「はい、今からですね」
「詳しいお話を聞かせてくれるかな」
「わかりました」
彼は喜平次の言葉に頷いてだ、そのうえで。
喜平次にいじめのことを詳しく話した、すると喜平次は聞き終えると憤怒の顔になってそのうえで彼に言った。
「わかったよ、ではね」
「今からですか」
「行って来るよ」
こう彼に答えたのだった。
「いじめを終わらせにね」
「具体的には」
「今からいじめっ子のところに行って来るよ」
「そうしてですか」
「聞いているとどうしようもない連中だよ、飼い猫までいじめるなんて」
「その子危うく死にそうだったんです」
彼は喜平次にこのことも話した。
「本当に」
「そうだね、ではね」
「はい、今からですか」
「行って来るから」
こう言ってだ、そのうえで。
喜平次は彼の前を後にしてすぐにいじめっ子の家に一人一人出向いてそうしていじめっ子達の家族に後から話すと言って。
彼等全員を捕まえそれぞれ問答無用でスクリューパイルドライバーで地面に頭から逆さまに突き刺していった、そのうえで怒りに満ちた声で叫んだ。
「いじめられる子供や猫の痛みがわかっ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ