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転生とらぶる
ペルソナ3
1973話
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なりの負担となっている。幸い、今はまだ身体に何も悪影響はないが、この状態のまま時間が経てば、恐らく数年……そこまでいかずとも、1年かそこらでお父様の身体に悪影響が出てくるのは確実だ。私は、それをどうにかしたい」
「……なるほど。この場合、桐条グループがこの世界でも有数の企業だというのが、悪影響を及ぼしてるんだろうな」
「そうだな。桐条グループの総帥ともなれば、当然仕事も多い。それも適当にどうにか出来るような仕事ではなく、それこそ下手な判断をすれば、それだけで多くの……数万人、もしくはそれ以上の者達を路頭に迷わせる事にもなりかねない。だが、桐条グループがそれだけの組織だからこそ、現在影時間やシャドウに対して何とか出来るだけの技術を保有しているのも事実だ」
「そんな武治の手伝いをしたい……という訳か」
「うむ。幸い……というのはどうかと思うが、今の私は影時間についてはかなり詳しいという自覚がある。少なくても、お父様にそちら方面での負担を掛けないようには出来ると思う」
「武治はこの事を知ってるのか?」

 そう尋ねると、美鶴は首を横に振る。

「いや、まだ言っていない。……丁度良いから、今日言おうと思っていた」

 美鶴が付け足すようにそう言うが、もしかしてそれは俺がいるからか?
 そもそも、今まで進路についてはどうしてたんだ?
 高校3年の夏休みともなれば、既に自分の進路はほぼ決まってる……そんなイメージが俺にはあるんだが。
 高校2年くらいの時から既に進路希望調査とかは行われている訳で、その時は多分……いや、間違いなく進学としていた筈だ。
 桐条グループ総帥の令嬢が高卒で就職するなどという事は、普通なら到底考えられないのだから。
 勿論進路調査はその時点での調査でしかない以上、絶対それに従わなければならないという事はない。

「影時間の件って話だったが、そもそも影時間は後6匹イレギュラーシャドウを倒せば消えるんだろ? なら、美鶴が卒業するまでには影時間はなくなると思うんだが」

 正直、これは幾月の説である以上、心の底から信じられるかと言えば、素直に頷く事は出来ない。
 その辺りに言及していたゆかりの父親の映像も、加工されていたしな。
 だが、それでも今のところ解決しそうなのがその説しかない以上、それを前提に動かなければならないのも、事実なのだ。

「そうだな。だが……影時間に関してはともかく、シャドウに関してはそうもいかない」
「……何? それは一体、どういう事だ?」
「影時間に関しては桐条グループが生み出したものだが、シャドウという存在はこの世界に昔から存在していたのだ」

 美鶴の口から出た言葉に、唖然とする。
 俺は影時間とシャドウというのは同時に生み出されたんだと思っていた。
 だが、実際に
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